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2015年5月

2015/05/25

マノラリ、マジョラリ

先週は、授業の進め方で悩んでいたクラスについて、同じ学部を担当されているベテランの先生方にお話を伺うことができた。判ったのは、専任の先生に質問して得られた回答とは全然違う現状。中には、指定教科書(の中の1冊)を全然使ってないという先生もおられて、もっと自由に進めていいんだ~と安心した。その一方で、自分が英語教育についての知識も経験も乏しいことを再認識させられた。

今回お話した先生方はみなさん多読を採り入れておられる。長さはそれぞれ違うけれど、授業中に多読の時間を取っておられるとのこと。わたし自身が多読のことをわかっていないので、闇雲に試してみるわけにはいかないけれど、学生のためになるのなら、早く導入できるよう勉強しなくては。

授業中に時間を測って速読を繰り返すという先生もおられた。さまざまな取組をお聞きして、参考にしたいと思うことばかり。でも、十分理解できないまま、あれこれ手を出すのはよくないだろう。全部やろうとすると、どれも中途半端になるから、どれか捨てなければいけない、という指摘はほんとうにそのとおりだと思う。

学生のニーズに合わせて…という話が出たけれど、わたしの担当クラスはリスニングに対する苦手意識が大きいようなので、そちらに力を入れようと思う。幸い週1回はLL教室を使っているので、しっかり活用しないともったいないし。 前回は、英文を目で見たときに頭に浮かぶ音と、耳から入ってくる音とがどれくらい違うかを実感してもらった。

わたし自身も、思い込みの激しさに恥ずかしくなることがいまだになくならない。つい最近も、たまたまYouTubeで初めて聞いたGreen Dayの"Minority"で、自分の中にあった発音との違いにショックを受けた。


最初聞いたとき「マノラティ」って何?と思った。ラテの親戚?
"minority"という単語は、すっかり日本語に入り込んでいて、普段は「マイノリティ」という音が頭にべったり張り付いているので、違いが際立つのだろう。
さらに動画では [t]が弾音化して「マノラリ」にも聞こえる。minority, majority, authorityが韻を踏んでいるし、授業の1ポイントレッスンネタにできそう。(ちなみに「マイ」ノリティのほうはイギリス英語らしい。)

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2015/05/22

Shall We Dance and Throw a Grenade?

宇治の遠足の後、すぐにまた京都に行った。KYOTOGRAPHIE という国際写真展。今年で3回目だそう。お寺や町屋ギャラリーなど京都ならではの会場が15カ所。時間に余裕がなかったので一部しか見てないけれど、烏丸今出川からスタートして祇園新橋まで。てくてく散歩も楽しかった。
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印象に残ったのは韓国のノ・スンテク氏の写真。戦車の横でレジャーシートを広げ、ピクニックを楽しむ家族という構図。なんというギャップ。これは韓国でどの程度「日常」になってるんだろう。
もっとショックだったのは(ショックを受けたのは、帰宅後、ネットで情報を見たからなのだけど)兵士と女性がダンスをしている(ように見える)写真。その前に立ったときは、兵士の束の間の休息なのかなと思っていた。

本当はダンスなどではなく、兵士が女子学生に手榴弾の投げ方を教えているところだった。さらに、写真ではわからないけれど、2人の前にある「塀の向こうには北朝鮮の軍人の格好をした人形が置いてある」という。これらの情報はこちらのブログで知り愕然とした。ダンスレッスンならぬ、グレネードレッスンの写真も見ることができるので、ぜひリンク先をご覧ください。

ふぅ。やっと2週間近く前の報告ができた。一息ついたら、終わりのない授業準備に戻ります。自分の容量オーバーの仕事でアップアップしているけれど、今はとにかく目の前のことをひとつずつこなしてゆくしかない。

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2015/05/07

謎の楽器

連休最終日、やっと大好きな新緑の中を歩く時間がとれた。プロの先生のガイド付きで遠足に。宇治平等院なんて何十年ぶりだろう。修復後の鮮やかな朱色が新緑に映えていた。
今回、すっかりファンになったのが、平等院鳳凰堂の「木造雲中供養菩薩像」の皆さま。壁に掛けられた52体のうち27体が楽器を手にしておられる。 雲のデザインは、わたしのお気に入り、バティックの「メガムンドゥン」に似ている。

なかでも、至近距離で観ることができた「南23号」が不思議な楽器を持っていた。蛇腹楽器みたいだけど、よくわからない。すぐに調べたかったけれど、歩数計アプリをオンにしていたら、あっという間にバッテリーがなくなってiphoneが使えなかった。
帰宅後ググッた結果、謎の楽器は「拍板」だと判った。パーカッションってことやね。wikiに載っているのはシンプルな構成だけど、板が複数のものもあるらしい。これが「ささら」に変わっていったのかもしれない。「拍板」の説明はこちらをどうぞ

「南1号」も同じ「拍板」を持っている。 下の写真は平等院のサイトからお借りした。

South1

ダンシング菩薩もおられたけれど、どんな音楽で踊っているのだろう。ボリウッドみたいなノリだったら楽しいだろうなあ。

歴史学者の先生のお話で興味深かったのは、宇治のイメージの変容。かつては「雄々しい」イメージだったのに、ある時点から「女性らしさ」が強調されるようになった。都市/街のイメージもさまざまな「戦略」で変わってゆく/変えられるのだ。京都全体が「はんなり」、「みやび」に代表されるような女性的なイメージだけど、観光産業の影響による部分も大きいようだ。
ところで、アメリカの街でそんなイメージのところってあるだろうか。Mother Natureというイメージで捉えたら、あるかもしれないけど、街というより何もない大自然ってかんじだし、女性性より母性になるよねぇ。

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2015/05/05

せんせいスタンプ

連休中は好きな本を読みたいと思ってたけど、やっぱり仕事優先になってしまう。少しでも前倒しで授業準備をして、余裕をもって授業に臨みたい。まだ、次回授業の準備1コマ分さえできていないので、がんばらなくては。

学生の提出物をチェックしてサインするのも疲れるので、ハンコを使うことにした。でも、いざとなると適当なものが見つからない。OK!とは言えない場合も少なくないので、とりあえず「みました」か「済」ハンコがいいかな・・とネットで探してみると、かわいいスタンプセットがたくさんある。でも、大学生にこれはちょっとねぇ~とためらっていた。相方に話すと「大学生やろ!?」と呆れ顔。やっぱりね。

でも、現実はといえば、提出物の余白に「小学生か!」とツッコミたくなるような落書をするし、ホントにお子ちゃまが多い。講師控室で、かわいいスタンプをペタンペタン押してはる先生もおられたし、学生から「子ども扱いしないでくださいっ!」などという苦情が来る心配はなさそうだ。で、あまり目立ちすぎないように小さ目のスヌーピーシリーズを買ってみた。やっぱり「先生のごほうびスタンプ 」のほうが良かったかなあ。

 

ある大学の専任の先生は、学生が予習をしてきたかどうか、毎回、ひとりずつノートをチェックすると話しておられた。学生からのリクエストでノートチェックを実践している、という珍しいパターンも他の先生から聞いた。そこまでせなあかんのかな~と思ってしまうけど、現実は、それが必要なんだろう。特に、再履修クラスは勉強する習慣のない学生が多いので、なにか考えたほうがよさそう(毎回の単語テストはあまり効果なし)。

新しい勤務先で、英語嫌いの集まったクラスがどうなることかと心配したけど、今のところほとんど欠席もなくホッとしている。1年生なのでまだ素直だし、まあまあ声を出して音読もする。1時間目のクラスは、自発的に問題に答えたらボーナスポイントだよーと言うと、一斉に手が挙がって困ってしまった。で、「じゃ、1番に答えたい人は、右手を頭において~!」とか「鼻をつまんで!」「口を大きく開けて!」と英語で指示すると面白がって参加してくれた。
2時間目は学部指定のテキストが3冊もあって、わたしも学生もちょっとしんどいクラス。授業デザインに悩んでいるのだけど、なんか変化をつけて、面白いと思ってもらえる瞬間を作り出したい。ヒントを求めて、こんな本を読んでいる。

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2015/05/01

近況報告/マイノリティ

1月は行く、2月は逃げる、3月は去る。
そして4月は・・・しんどい。(^^;) 非常勤先が増え、生活が一変した。非常勤先その2は、頭に「河内」とつく名前の駅を通り過ぎてゆくので、ずいぶん南に下ってきたなあといつも感慨にふけっている。
5時台に起きるなんて我ながらシンジラレナイ。というか、寝過ごしたら大変!と思うあまり熟睡できないようで、ずっとしんどい日々が続いていた。
4月なのに雨が続き、寒さが戻ってきたとき、ついに風邪でダウンした。匂いも味もわからないから、食欲もなくなるし、夜中の咳が堪えた。でも、一度病院に行って、なんとか回復。授業を休むこともなく済んだのでホッとした。

でも、まだ問題が。。左の膝が腫れてきたのだ。日常生活にそれほど支障はないけど、階段をさっさと降りることができない。以前、何度か水を抜いてもらったことがあるので、同じ状況なんだと思うけど、どのくらいまで放置しておいていいんだろう。ま、病院も連休に突入したので、休み明けまで様子を見るしかないんだけど。悪化しませんように。

非常勤先その1は、4/29も仕事だった。学生もフツーに出てくるので感心する。再履修のクラスは普段から少ないので祝日だからって変わりはない。(^^;) 月曜担当の先生は5/4も出勤だそう。わたしはありがたいことに、本日から7連休。お天気だったので午前中はガンガン洗濯をして、午後からは母校のお祭りで映画「最強のふたり」(原題: Intouchables)を観てきた。

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首から下が麻痺している大富豪と介護者となった黒人青年のヒューマン・コメディという触れ込みどおり、くすくす笑える場面が多かった。障がい者と黒人というマイノリティの問題を扱っているけれど深刻にならず、後味のいい映画だった。でも、ジョークをジョークとして受け取れるかどうかは、観る人によって、かなり差があるだろうとも感じる。
挿入曲のピアノの音がフランス映画っぽいなあと思った。。って勝手な思い込みかもしれないけど。ふとウィンダムヒルのピアニストたちを思い出して、なつかしさに浸った。

マイノリティで思い出したけど、最近放映が始まった"glee"のファイナルシーズンは、ダウン症のベッキーに恋人ができて、そのあたりの問題が描かれている。もともとグリークラブにはゲイとレズビアンのカップルがいたけれど、さらにある登場人物が性同一障害に悩み、手術を受けるというシチュエーションも加わった。こんなにストレートに、さまざまなマイノリティを描くのってさすがアメリカのドラマだなあと思う。 「デビアスなメイドたち」(Devious Maids)が終わってがっかりしてたけど、これからは"glee"が週末のお楽しみ。

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