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2015/02/10

ヘレン・ケラーといえば

・・・「三重苦」という言葉が浮かぶ。それから、井戸水に触れたケラーの手のひらに、サリバン先生が"water"と書くシーンも。映画だったのかドキュメンタリーなのか定かではないけれど、子どもの頃に刷り込まれた記憶だ。でも、努力を重ねて三重苦を乗り越えた人、「奇跡の人」として描かれてきたヘレン・ケラーの人生には、もっと違った側面もあったらしい。

たまたま図書館で借りようとした本と同じ棚にあった「アメリカの歴史教科書問題-先生が教えた嘘」(ジェームズ・W・ローウェン著/富田虎男監訳)は、アメリカ史の教科書12冊の記述を比較検討している。

その第1章「歴史にハンディキャップを負わされて-英雄づくりの過程」で、ヘレン・ケラーが急進的な社会主義者であったことを知った。でも、それはアメリカ社会にとって都合の悪い面であり、教科書で語られることはなかった。積極的に嘘をつくわけではないが、意図的に「省略」することで、ヘレン・ケラーはアメリカの英雄として作り上げられた、と本書は指摘する。

かなり分厚いこの本を読もうと思ったのは、「風と共に去りぬ」を取り上げて人種差別について論じている章があったから。でも、それよりもヘレン・ケラーの話のほうが初耳(目)でインパクトがあった。

何が隠されているかだけではなく、隠されていることがらの存在さえ、わたしたちは知る術もない。そのことをはっきりと自覚しなければ。

ところで、先日、TVから「イイクニ作ろう鎌倉幕府」はもう古い…という声が聞こえてきた。え~っ、知らなかった! 今、鎌倉幕府の成立は1192年ではなく1185年と教えられているらしい。

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