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2015年2月

2015/02/25

マンボ!-踊りと音楽

先日、TVをつけたらウエスト・サイド・ストーリーが始まったところで、ついつい見入ってしまった。レコードを何回聴いたかわからないくらい、昔から好きな映画。但し、歌詞を意識して聴いた曲は少ない。それでも、ダンスパーティーのシーンで「マンボ!」と叫ぶタイミングは身体にしみついている。

タイムリーなことに「踊る昭和歌謡―リズムからみる大衆音楽」(輪島裕介著)を読み始めたところなので、いつになく映画の中のマンボが気になった。あのダンスシーンで踊っているのがマンボと呼ばれるダンスなんだろうか。

この本によると、1955年から展開したマンボ・ブームをきっかけに、「特定の踊り方と結びついた音楽スタイルが『ニューリズム』としてほぼ毎年のように紹介され」たという。レコード会社がレコードを売り込むためにダンス講習会を催すという戦略が成功したようだ(そのきっかけとなったのが「東京音頭」!)。やがて、国産「ニューリズム」のドドンパが誕生する。(ドドンパってなになに? 早く続きを読まなきゃ。)

まだ、イントロとちょろっとくらいしか読んでないのだけど、「昭和歌謡」を「踊り」という切り口で見直すというのがとてもおもしろい。そもそも、「大衆音楽」と「芸術音楽」は、「踊り」か「鑑賞」か、という「享受(参加)モードによって区分」される。そこに至るには、場の区別が存在した。「真面目で厳粛な公開演奏会を行うコンサートホールと娯楽的な音楽施設」である。そして、後者にあたるダンスホールやキャバレーを通して普及したのがマンボを始めとする「ラテン音楽」だが、ここでさらに興味深いのは、それらがアメリカ経由で入ってきたという点である。それが、日本での受容にどのように影響したのか。。興味津々である。

あ、ダンスで思い出したことがひとつ。以前見た「美しき青きドナウ」のドキュメンタリーで、ワルツは本質的に性の革命だと言ってたのが印象に残っている。ワルツのような社交ダンスは、ハイカルチャーの典型だと思っていたけれど、そういう側面があったとは気づかなかった。

こんなふうに映画や録り溜めた番組を見て、お気楽な春休みを過ごしていたら、久々に夢でうなされた。新学期が始まって新しいクラスで授業をしているのだけれど、まったく準備をしてなくておろおろしているの巻。まだ1カ月あるのに。やっぱり、潜在的にかなりプレッシャーを感じているのだろう。早く準備を始めて、心穏やかに新学期を迎えたい。

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2015/02/21

天岩戸に隠れたい

うーん、日本語が浮かんでこない。
翻訳(英日)の通信講座で毎回、日本語に苦労している。こんなに日本語を書くのが難しいと思ったことはこれまでなかった。添削された原稿を確認しながら、元の自分のワードファイルを訂正すると、いかに自分の日本語が稚拙であるかよくわかる。訳例を読むと、なるほど~と感心する表現がたくさんある。

英単語を覚えるときに、passive vocabulary とactive vocabulary の区別があると言われるように、日本語ももちろん同じで、母語だからといって、だれでも豊かな日本語の表現を駆使してすいすい文章が書けるわけではないのだ。たとえば、「有数の~」という言葉の意味はわかるけれど、これまで自分の文章の中で使ったことはない。
読んで理解できるけれど、自分の書き言葉として自然に出てこない。日本語でも、そんな言葉(passive vocabulary)のほうが圧倒的に多くて、使える語彙(active vocabulary)がとても限られているのを思い知らされる。毎回、表現や言い回しに問題あり…というコメントをもらうけれど、具体的にどうすればよいのか。。やはり日本語も「写経」が必要なのかもしれない。

表現以前の問題、つまり英文を誤読する恥ずかしい例も多々ある。勝手な思い込みにずっと気づかなかったのが "rock slide"である。一目見て、わたしの頭に浮かんだのは「天岩戸」だった。岩で洞窟が塞がれていたため、長い間、人目につかなかったという内容の文章である。この時点で、平たい一枚岩が洞窟の入り口を塞ぐ図がイメージとしてできあがっていた。
でも、これは landslideの岩バージョンなので、岩の崩落、崩壊などと訳すべきもの。回答例を見て初めて、自分の愚かなミスに気づいて、穴に入りたいというか、天岩戸の陰に隠れたくなった。

さらに、天岩戸を検索してみると、岩戸は洞窟を意味しており、わたしがイメージしていた「戸」は的外れだとわかり、ダブルで恥ずかしい思いに打ちひしがれた。(^^;)
思い込みを防ぐためのこれといった方法は今のところ思いつかない。自分を疑いながら丁寧に読むしかなさそうだ。

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2015/02/11

ビフォーアフター

3か月に一度、クリーニングのため歯医者さんに行っている。なのに虫歯ができてしまった。左奥の上、わずかな隙間が原因で歯の側面に虫歯ができたらしい。久しぶりの治療、しかも新しい先生なので緊張した。最近は、治療前後の虫歯の写真を撮って、すぐに目の前にあるモニタで見せてくれる。どんな分野でも「見える化」が求められているのかもしれない。

さて、こちらは以前ちょっと書いた毛糸のビフォーアフター。身頃をほどいて、ぐるぐると「かせ」を作ると「小池さん」の頭というかラーメンのちぢれ麺みたい。
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スチームアイロンですっと伸びる。
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そして、手作業でぐるぐる毛糸玉づくり。ネコがいたら喜びそうな毛糸玉が5つできました。
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参考にさせていただいたのは、こちらのブログ。ありがとうございました。

で、この毛糸ではないけれど、今シーズンの作品第3号、4号がこちら。

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右の4号はシンプルなキャップを編み、プラスチック製のブリム(つば)をくるむだけ。トイレの便座カバーの要領(^^;)で簡単。くるんだ後始末は何もしないので、いろんな糸でキャップを編めば、毎日取り替えて楽しめるというすぐれもの。

押入れで眠っている毛糸を使って、形あるものにすることも、断捨離の一環。物理的にモノが減るわけじゃないけれど、モノが生まれたり、モノが生き返るということがなんだかうれしい。

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2015/02/10

ヘレン・ケラーといえば

・・・「三重苦」という言葉が浮かぶ。それから、井戸水に触れたケラーの手のひらに、サリバン先生が"water"と書くシーンも。映画だったのかドキュメンタリーなのか定かではないけれど、子どもの頃に刷り込まれた記憶だ。でも、努力を重ねて三重苦を乗り越えた人、「奇跡の人」として描かれてきたヘレン・ケラーの人生には、もっと違った側面もあったらしい。

たまたま図書館で借りようとした本と同じ棚にあった「アメリカの歴史教科書問題-先生が教えた嘘」(ジェームズ・W・ローウェン著/富田虎男監訳)は、アメリカ史の教科書12冊の記述を比較検討している。

その第1章「歴史にハンディキャップを負わされて-英雄づくりの過程」で、ヘレン・ケラーが急進的な社会主義者であったことを知った。でも、それはアメリカ社会にとって都合の悪い面であり、教科書で語られることはなかった。積極的に嘘をつくわけではないが、意図的に「省略」することで、ヘレン・ケラーはアメリカの英雄として作り上げられた、と本書は指摘する。

かなり分厚いこの本を読もうと思ったのは、「風と共に去りぬ」を取り上げて人種差別について論じている章があったから。でも、それよりもヘレン・ケラーの話のほうが初耳(目)でインパクトがあった。

何が隠されているかだけではなく、隠されていることがらの存在さえ、わたしたちは知る術もない。そのことをはっきりと自覚しなければ。

ところで、先日、TVから「イイクニ作ろう鎌倉幕府」はもう古い…という声が聞こえてきた。え~っ、知らなかった! 今、鎌倉幕府の成立は1192年ではなく1185年と教えられているらしい。

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2015/02/01

予約898件の本

今日は火災感知器の交換作業があるので自宅待機中。10日ほど前から始まったが、我が家は日曜午後の予定なので、土曜日にゆっくり片づければいいやとのんびり構えていた。
木曜の午後、帰ってきてエレベータに乗ろうとしたところを管理人さんに呼び止められ、この後、ずっと家にいるか?と聞かれた。宅配業者さんでも来たのかな?と思ったけど、今から感知器の交換に行ってもいいか?ということだった。
「あ~、今日は、ちょっと・・」と言いよどむわたし。
いやいや。ちょっとじゃなくて全然無理。足の踏み場も脚立の置き場もないですから。

「あ~、無理ですか? じゃ、日曜日ってことで」と、事情を察した管理人さんはあっさり引き上げて行った。でも、昨日(土曜日)は相方がつかまって、同じ問答を繰り返したようだ。エントランスを通る人をつかまえては、同じように聞いていたらしい。
いつでもどうぞ。。業者さんでもお客さんでも、そう言えるように普段から家が片づいていればいいんだけど。。断捨離、ゆるゆる進めよう。

「フランス人は10着しか服を持たない」という本が人気らしい。でも、アマゾンのレビューを見ると、意外と低い評価も多い。アメリカの女子学生が、フランスの貴族の家に半年間ホームステイして多くのことを学んだという内容らしいが、日本人にとっては当たり前のことばかりだというコメントがあった。この手の本はこれまでにもずいぶんたくさん出版されているからねぇ。
買うほどのこともないかなと思い、図書館で検索してみたら、地元市立図書館で予約がなんと241件(所蔵数3)、お隣の市立図書館でも予約272件(所蔵数11)だった。大阪市内なら所蔵件数も多いだろうと念のため調べたら、31冊あったけど、予約が898件だって! みんな、こういうライフスタイル指南書に関心が高いのね~。というか「フランス」というのが大人気の要因かもしれない。

アマゾンで原作("Lessons from Madame Chic")のイントロダクションをちら読みしたら、マダム・シックだけじゃなく、シングルマザーのマダム・ボヘミエンヌからも学んだと書いてある。「貴族」という特殊な背景をもつマダム・シックにフランスを代表させるのはどうかなと思ったけど、対照的な2人の女性、2つの家庭を見て書いたものなら、ある程度バランスもとれているだろう。ボヘミアンなマダムのほうも気になるし、原作の安い古書が見つかれば読んでみようかな。ちなみに留学したのは2001年らしい。

それにしても、翻訳本のヒットはタイトルの勝利といってもよいのではないか。よくあるファッション雑誌の着回しコーナーのように、10着のコーディネートが紹介されていると思った人が多そうな気もする。
10着といえば、数年前にNHKで見た「ティム・ガンのファッションチェック」が歯に衣着せぬ的確なコメント炸裂でおもしろかった。毒舌ぶりを楽しむ(日本でありがちな)番組ではなく、本人に基本的な考え方をきちんと教えて実践させるところがよかった。そのティム・ガンが言っていた基本アイテム10着とマダム・シックのとを比べてみたい。

今の時期、わたしがおすすめするなら、基本<ユニクロ>アイテム10点になるだろう。

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