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2015/01/10

汝を友らせ給へ:コトバあれこれ

今使っている教科書のダイアログに"Can I friend you?"という文が出てきた。friendを動詞として使っている、最近の教科書ならではの例。"text me"というtextは受け取ったことあるけど、"friend you/me"は実際にはまだ見たことがない。
ネット上では、よく使われているかな~と調べてみると、おもしろい記事"'Friend,' as a Verb, Is 800 Years Old/ Sorry, Zuck! English speakers have been friending each other for centuries." を発見。Facebookでこの用法が広まったと思われているけど、"BZ (Before Zuckerberg) era"から、すでに使用例があるとのこと。最も古い例は13世紀!

辞書を引くと、ちゃんと古英語の用法として動詞も載っていた。しばらく使われてなかった語が甦ったわけで、そういう運命の単語もあるんだなあ。

昨夜、ペキン(北京)と言おうとしたのに、あせって口から出たのはピケンだった。peとkiの母音が交替してるってことなんだけど、これも音位転換の例なんかな。日本語なのに母音だけ入れ替わるのっておもしろい。というより、脳の働きが鈍ってるってことかも。おもしろがってばかりもいられない。

昨年の話だけど、書くタイミングを逃してしまったので…
遅れて入ってきた学生に注意すると、「ベータがめっちゃ混んでたんすよ」という返事。その前の週の「チャイチャク」*はすぐに理解できなかったが、これは文脈からエレベータのことだと容易に推測できた。
言葉を省略するのに後半を取るのは珍しい例だなあ。学生の間では定着してるんだろうか。それとも、意外と業界用語だったりして、学生がバイト先で覚えてきたとか。まあ、前部を取るとエレベになって、楽器と紛らわしいしね。

などと思って、「新語はこうして作られる」を引っ張り出して読み直したら、そうそう、そうやった!

短縮語の基本は語頭部分を残すことだが、以下のように例外も多い。語末を残す形式である。
(a)バイト、メット、さてん
(b)ハマ、ヅカ、ダチ、ジュク、ジョウジ
(c)パシリ、ばしり、サツ、ヤク、ブツ、むしょ、ガイシャ
(d)~(f) 略

以上のような具体例を挙げ、特に、若者言葉とやくざ言葉が、例外的な形式で多くの短縮形を作ってきたと指摘している。つまり、「若者とやくざと言えば、社会の決まりを守らない二大集団であるが、[…] 言葉の規則も破っているのである。」 その理由としては「仲間にしかわからない語(つまり隠語)を作り出す」という動機が挙げられる。なるほど~。あえてわかりづらい形で省略してるのね。今度「ベータ」って言う学生がいたら、この話をしよう。

なお、上記短縮語の元の語は以下のとおり。
(a)アルバイト、ヘルメット、喫茶店
(b)横浜、宝塚、友達、新宿、吉祥寺
(c)使いっ走り、網走(刑務所)、警察、麻薬、現物、刑務所、被害者

*チャイムと同時に着席

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