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2014年4月

2014/04/13

四月になれば わたしは

あっという間に桜が咲き、新学期が始まり、桜は散った。昨年、初めて教壇に立った日に比べると、2年目の初日はどのクラスも適度な緊張感と笑いがあって、まずまずのスタート。昨年は、1年生と新米先生の組合せでお互いガチガチだったんだなあ、と今になって思う。

今年は、最初が肝心!と厳しい口調で、授業中の態度についてはイエローカード2枚で欠席とみなすと宣言した。ケータイ、スマホは今すぐカバンの中へと指示すると、みんな素直に従い、なかなかいいかんじ。
と思ったのも束の間、作業してもらっている最中に教室を歩き回ってみると、カバンの中に手を突っ込んで Lineかtwitterか知らないけれど、ゴソゴソしている。やられた。たしかにスマホはカバンの中である。

今年は昨年のような理系男子クラスは担当から外れた。あのクラスだったら、最初にシューマッハ快復の兆候ありのニュースを紹介したのになあ。クルマやバイクが好きな学生が多かった。今年は、自己紹介をしてもらうと、サッカーファンが多い印象。
趣味で一番多いのは音楽だけど、どんな音楽を聴いているかという話になるととても幅が広い。女子が多くなったので One Directionとか K-popグループの名前(さっぱりわからない)が挙がっていた。そんな中でカントリーが好きだという男子学生がいて、思わず、珍しいね、と口を挟んでしまった。具体的にはイーグルスとかボブ・ディランだって。

今年も洋楽を使った授業をしようと思っているけれど、どの曲にしようかな。単に歌詞を読みましょうだけじゃなくて、時代や社会などの背景について触れる機会にできたらなあと思う。
今月の歌シリーズもいいかも。四月はやっぱり"April Come She Will"。あらためて歌詞を読むと、韻の踏み方がすばらしい。

次のニュースネタは "Rap Battle in EP"なんてどうかな。ヨーロッパ議会の議員が、若者に投票を促すためラップで議論を繰り広げたというもの。おもしろそうだけど、クールなラップ・バトルがあったのだろうか。あまりネット上に情報がないので、イマイチ注目されてなかったようだけど。

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2014/04/05

京都でアイルランド音楽+おまけはフーチークーチー

昨夜は京都の町屋ギャラリーで、金子鉄心さんのイーリアンパイプ(uilleann pipes)の演奏を聴いた。アイルランドの楽器で、バグパイプの仲間だけど、座って演奏するタイプ。uilleannとはアイルランド語(ゲール語)で肘を意味する。肘を動かして脇に挟んだ革袋をパフパフさせて空気を送り込むから。
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メロディー用パーツ、和音用パーツ、それに低音パーツがあって、とても複雑な楽器。こじんまりしたスペースだったので至近距離で演奏を見聞きできておもしろかったが、どこからどうやって音が出てくるのかはさっぱりわからない。ダブルリードは葦で自作されるとのこと。湿気に弱く繊細なので、途中で休ませたり、交換したりする必要がある。相当に手間のかかる楽器のようだった。

通奏低音を鳴らす「ドローン」の説明を聞いて、最近話題の無人飛行機(drone)を思い出した。後で調べてみると、この単語はハチがブンブンうなるとか、だらだらしゃべるという意味もある。まさにそんな音。このずっと鳴り響く低音は、西洋音楽の和声に慣れた耳には不思議なというか難解な響きである。

リードを休ませている間、ティンホイッスル、ローホイッスル、それに尺八も演奏された。郷愁をさそう音。大きなガラス窓の向こうに見える木屋町の夜桜に合うのは、やっぱり尺八かな。(下の写真は室内が映ってるのでわかりづらいけど、窓からの眺め)
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ティンホイッスルを含め、アイルランド音楽は映画タイタニックで一躍、世に知られるようになったという。安価な楽器なのでアイルランドの学校では、ティンホイッスルを音楽の授業で使っているそう。一方、イーリアンパイプは高価なため、簡単にだれでも演奏できるものではないそう。やはり伝統音楽の維持はどこの国でも悩みの種だろう。

ただ、アイルランドの人々はアイデンティティに対する意識が高く(その背景にはイギリスによる長い支配の歴史があるとのこと)70年代には伝統復興の運動が起こり、廃れかけた音楽も再びブームとなったそう。でも、70年代から現在までって、かなり長い期間だし、その間にもまたいろいろ変遷があったことだろう。

アイルランドといえば、U2の "The Joshua Tree"が米国議会図書館に保存される録音資料として選ばれたというニュースがあった(これ、授業で紹介するのにいいかも!)。あと最近では、ゆずるクンのおかげで、ゲイリー・ムーアも一躍その名が世界に知られたよね。「決定盤! フィギュアスケート・ミュージック・ベスト」などというCDも発売されている。残念ながらNirvanaの "Smells Like Teen Spirit" は入ってないけど。

ゆずるクンのパフォーマンスを見ながらゲイリー・ムーアの「パリの散歩道」を聴こうと動画を探したら、ショート・プログラムの音楽の後半はジェフ・ヒーリーの「フーチークーチー」だってことを知った。全然気づいてなかったよー。ゲイリー・ムーアばかり注目されてるけど、ジェフ・ヒーリーもお忘れなく!盲目のジェフの演奏スタイルは独特です。ご存知ない方は、ぜひ↓の動画をご覧ください。

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