« 2014年2月 | トップページ | 2014年4月 »

2014年3月

2014/03/31

中途半端を極める?

最終日にいただいたお花です。ついにピリオドうちました。
Img_7596_r

前回もやっぱり3月だった。あのときは「勇気あるなあ」と言われ、大きな船から荒海に飛び込んだつもりが、すぐ小さな船に乗り換えたのでした。そして、今度こそ冷たい海へ。どこに流れ着くでしょう。わたしの場合、がむしゃらに泳ぎ切るぞというタイプではなく、流れに任せるところが問題なのかもしれない。

「なんでも器用にこなすけど、それは裏返せば、どれも中途半端ってことやからな」
そうボスに言われた。自分でもよーくわかっている。イヤになるくらい、わかっている。大学に入り直して、なにか見えてくるかと思ったけど、やっぱり同じことを繰り返している自分がいる。どれも中途半端。

では、中途半端じゃない状態ってどういうことなんだろう。対極にあるのは、ひとつの道を極めるってこと? そうだとして、どこまでゆけば中途半端を脱却して、道を極めた、と言えるんだろう。資格を取ること? これまでいた業界の場合は、それが一番わかり易いかたちだろう。「サムライ」が頂点にいるから。でも、そういう名前のある「なにか」になっても、「サムライ」になっても、またそこがスタート地点でもある。道は果てしない。

わたしは long and winding roadを迷いながら歩いていくタイプなんだろう、きっと。だから、中途半端でいいのだ。あっちでかじったコトをこっちで試し、こっちで学んだコトをどっかで生かす。そんな、ウロウロ、キョロキョロしてばかりの人間だってなんかの役に立つこともあるんじゃないか。そう開き直って、新しいチャプターの頁をめくる。

| | コメント (10)
|

2014/03/22

かたちのない形見

昨年末、無性にあみもの、それも編みこみがしたくなった。時間に余裕ができるまで、と春休みまで待って、今月初めにようやく毛糸を買ってきた。TVで見たフェアアイルのハンドウォーマーを色違いで編む。糸はかなり細め。
わたしはたいてい太い毛糸でざくざく編むので、細い針は母が使っていた古いものしか持ってない。小物を編むにはちょっと長くて扱いにくい。
こんなかんじ。
Img_7425_r

わたしのあみもの初体験は小学生のとき、母のアシスタントとして編んだソックス。家族でスキーに行くことになり、母は4人全員のソックスを毛糸で編んだ。こたつに足を突っ込み、母が準備してくれた筒状の編地を渡され、見よう見まねで棒針を動かした。かかとの面倒なところやつま先の減らし目は全部母が仕上げてくれた。色違いのあったかソックスは、どれもずいぶん長い間活躍した。

そんなふうに母から教えてもらったあみもの。そのときの場面を思いながら針を動かす。刺繍も洋裁も、なんとなくマネして覚えた。母もわたしも特別うまいわけじゃないけれど、生活の中で、節約しながら、手づくりを楽しむというのは素敵な生き方だな、と今になって思う。ウェディング・ドレスを母と一緒に縫ったのは、いちばんの思い出。そして、いちばんの節約。(^^;)

わたしは輪針が好きなのだけど、最近は針先を交換するタイプのものが人気。長い棒針はあまりにも編みづらいので、その新しい輪針を買った。ええもんがあるんやねー、と母の声が聞こえてきそう。
Img_7487_r

最初はブルーモスクをイメージして、ブルー系にしようと思ったのだけど、やっぱりグリーンを選んだ。こうして見ると、ランチョンマットまで、まるでコーディネートしたかのような色で笑ってしまう。グリーンは母もわたしも好きな色。
さて、暖かくなる前に仕上がるでしょうか。

| | コメント (10)
|

2014/03/14

ミナミはノー・ルール

前回書いたミーティング後、ディレクター氏と一緒に歩いてJR大阪駅に向かっているときのこと。信号で止まったかれが周りを見回して「ここは日本だから止まらなくちゃね。すぐ忘れてしまうんだ。ボクのところでは止まったりしないから」と言った。ベルギーではだれも信号を気にしてないらしい。「セーフかセーフじゃないか、それだけ。で、渡る。簡単だろ」
へ~っ、そうなんだー。他のヨーロッパの国では?と聞いてみたら「ミナミのほうはノー・ルール!北部はキビシイ」という答え。なるほど。そして、ベルギーはその中間で、人によるんだと言う。かれ自身はミナミっぽい。

日本人はみんな信号で止まるから初めて見たときはびっくりしたよ、というかれは、まだいらちな大阪人を知らないようだ。大阪駅前の横断歩道にある、信号が変わるまで「あと○○秒」とカウントダウンしている表示サインを見せてあげなくては。そしたら、Osakan peopleは仲間だって感じてくれるだろう。

その後、新しい仕事のとっかかりについてスカイプで説明を受けた(これは日本語で)。わたしのスカイプのプロフィール写真はバリで買ったお人形がメインである(ぼんやりわたしも写っている)。オンライン英会話の先生からは、「人形の写真を見て、この生徒は子どもだと思った」と言われたことがある。もっとアダルト?な写真に変えたほうがいいかなあ。

| | コメント (2)
|

2014/03/10

強気で応募

その求人広告はとっくに掲載期間を過ぎていた(今思うと、期間を過ぎてネット上に存在していたのが不思議だけどラッキー!)。締切から2週間後に面接と書いてあるので、もう面接が始まる週である。今さらムリだよね~と思いつつも、ちょっと珍しい求人条件(法学専攻+英語読解力)や仕事内容を考えると、このまま見逃すのは惜しい。掲載期間と応募締切は別物だし、という屁理屈を(心中で)こねて、とりあえず履歴書を送ることにした。
しかし、ここで問題が。「英文」履歴書が要求されていたのだ。ただでさえ出遅れて一刻を争うのに、よりによって英文履歴書だなんて。
以前のわたしなら、しゃあないなーと引き下がっていたかもしれない。でも、なぜか今回は逆に挑戦してみようという気になった。幸い、数年前にライティングのクラスでCVのフォーマットを勉強したので、それを発掘して、大急ぎで体裁を整えた。

履歴書を添付するメールの文章も考えなくては。あわててネットで探したら、あるわあるわ。日本人なら書きそうにない強気とはったりの売り込みメール。
わたくしのスキルと経験は今回の仕事に理想的にマッチしており、わたくしは必ずや貴社にとって有用な人材となると確信します、みたいな。
そうそう、こういうときに"asset"を使う例文を、ちょうどオンライン英会話のテキストで見たところだった。なかなか自分では言えないなあ、こういうこと。こちらで働かせていただけるなら、なんでもさせていただきます…なんて言い方するのが従来の典型的日本人だろう(最近のことはよく知らないので、状況は変わってきてるかも)。

えいやっ!と指定されたディレクターのアドレスに送信して1週間音沙汰なし。99%あきらめていたが、なんか一言返事してくれてもいいのになどと思っていたら、突然、締切後だけどキミの経験を考慮して受付けるよとメールが届いた。さらに、ちょうど翌週、大阪でミーティングがあるので、その後、直接会えたら…ということで一気に緊張が高まる。
メールのやりとりで悩んだのが、相手をどう呼ぶかという点。ベルギー人ディレクターからの返信は Dear+ファーストネームで始まり、自分のファーストネームで終わっていた。ネットで調べると相手に合わせたらいいと書いてあるけど、やっぱり抵抗がある。直接会うまでは、姓名をフルで書くことにした。
で、先週末に無事ミーティング終了。晴れてファーストネームで呼べる関係となりました。(^^;)
具体的な仕事内容は近々スカイプで説明がある予定。在宅での仕事なので、どこでもできるのがありがたい。バリに長期滞在してもできるってことだもんね。

| | コメント (4)
|

2014/03/01

神様がしゃべった

昨夜(2/28)はクラプトンの日本公演最終日。いつもは「ドモ!」「サンキュー!」くらいしか言葉を発しないのに、レイラ(アコースティック・バージョン)の途中で語り出したそう。昨年のインタビューでも言ってたし、今回のプログラムには、最後のツアーになる可能性を示唆したメッセージが載っているらしく、覚悟?してコンサートに足を運んだファンも多い。

わたしはといえば、大阪公演(2/26)のチケット予約に出遅れて、当日券頼り。今回、大阪公演はたった1日だったこともあり(なんで?)、当日券も出ないかもと危ぶまれた。
最初に電話で問合せたときは、当日券は出るが立ち見だと言われた。うーん、ちょっとしんどいかなーと迷いが生じたけど、ファン仲間から、今ならステージサイド席が取れる!と情報をもらい、がんばってリダイヤルを続けて無事確保。先行予約でも、ステージ対面の思いっきり遠い席だったこともあるし、さらにその後ろで立ち見も経験しているので、当日ぎりぎりでステージに近いサイド席ってどんだけありがたいことか。

開演の1時間前からチケット交換に並んだので、すごい行列のグッズ売場には近づけず。なにも買えなかったけど、最近は老前整理をめざさねばと思ってるので、まあいいや。
ステージ向かって左側のN席から見下ろしたステージはこんなかんじ。
Img_7325_r

メンバーが登場すると、会場のあちこちから声が飛ぶ。わたしの背後からは「ガーッ」という声が。ん?と思ったら「スティーブ・ガーッ」と続けて聞こえた。神様!ってクラプトンを呼んだのかと思ったけど、GodじゃなくてGaddだったのね。
中には初めて生のエリックを観るかのような反応(うわっ、うわー!ホンモノやー!)をしている若者もいて、うれしくなってしまう。

Pretendingで始まったこの日のセットで、かっこよかったのはシェリフかな。あとブルースのソロも。イナバウワーほどではないけど、ラジオ体操の「胸の体操」くらいのけぞって弾く姿に気合を感じた。会場前の看板にいつわりなし。
Img_7326_r

意外だったのは、Tears in Heavenのアレンジ。Wonderful TonightもLaylaもあっさり味だったけど、Tearsは、あっさりを通り越してぷかぷかレゲエバージョン。かつては(不慮の死を遂げた息子のための曲であり)演奏したくないと言ってた時期もあったのに。。それだけクラプトンの中で、時が過ぎたということなんだろう。かれの過去を象徴するようなこの3曲に対する姿勢の変化は、エリックがいましあわせに生きているってことなんだろうな。そう受け止めた。

今回も鍵盤は二人。長いおつき合いのクリスだけど、エリックはそんなにかれのピアノが気に入ってるのだろうか。ストーンズに同行している、チャック・リヴェールがこっちに出てくれたらどんなにうれしいだろう、なんて思ってしまう(同日、東京ではストーンズ公演初日だった)。
もう一人のオルガン担当がポール・キャラック。この日、エリックがサンキュー!以外に口にしたのが、リロイ・カー(Alabama Women Bluesの後)とポールの名前。ポールはボーカルをとった曲があったから。この人のことは全然知らなかったけど、イギリスから追っかけ帰国した某氏によると、中堅バンドで活躍した人でこの日歌ったHow Longはイギリスでは大ヒットしたそう。たしかに、親しみやすくていい曲だった。声がだれかに似てるんだけど思い出せない。オルガンもかっこよかった。

だから、ポール・キャラックが歌うのはいいんだけど、たった1曲しかないアンコール曲までかれに歌ってもらうのはいかがなものか。最後は、やっぱりビシッとあの曲で・・・うーん、最後はどの曲がいいかなあ。いざとなると選ぶのが難しい。エリックも決断できなくて、ポールに任せたのか。

振り返ってみると、当然というか、他のミュージシャンに比べると断然ブルースの多いセットリストである。でも、エリック自身が作ったブルースってないのかな。先人へのリスペクトを込めて歌い継ぐだけじゃなく、エリックのオリジナル・ブルースっていうのも聴いてみたい。
あうっ。。あらためてセットリストを見て気づいたけど、アンコール曲はタイトルで選んだのか。
"High Time We Went" そろそろ潮時。

| | コメント (0)
|

« 2014年2月 | トップページ | 2014年4月 »