« ドラキュラを買ったわけ | トップページ | 食べて、祈って、恋をして »

2010/08/20

美容室で私物読書

先日、美容室に行くにあたり、ずっと迷っていた、あることを決行した。ブログを読んでおもしろそう!と思っていたスタイリストAさんを指名したのだ。フツーは一度担当してもらって、気に入ったらリピートで指名というパターン。なのに、ブログで選ぶってちょっとヘンかなあとためらう気持ちがあって、先の2回は「どなたでも」とおまかせ。

ブログからわかるAさんのプロフィールは、たとえば、ハルキファン、ウチダタツル先生のブログ読者で大いに賛同している、英語がすき、留学経験あり、F1ファン、等々。そして、予約の電話をかける前、久々にのぞいたらサントリーの白州蒸溜所訪問の記事がUPされていた。昨年、山崎蒸溜所を見学して感動したわたしにはこれが決め手。。というわけじゃないけど、やっぱりおもしろそう!と決断に至る。

初めてなのになんで指名を?と不審に思ってはるだろうなあと思いつつ、鏡の中でご対面。短くしたいけど決心できない…でも、変化がないとつまんない…ごにょごにょ言うわたしに「じゃあ、いっちゃいましょ!」、「変身させます!」と頼もしい宣言。おまかせですっきりしてもらった。
Aさんによると、ブログを読んでくるヒトは「けっこう多い」らしい。で、そういう人たちは「スパイシーな人が多い」とのこと。スパイシーっていいなー。わたしなんか甘くも辛くもしょっぱくもない。ぼんやりした味で味気ないだろうなぁ。めざせスパイス・ガールズ! ちゃうか。。

途中、「私物ですけどよかったら…」と持ってきてくださったのは、ウチダ先生の『村上春樹にご用心』。雑誌がつまらなくて、ひたすらページをめくっているだけだったから、うれしいサービスに感謝。入れてくださったコーヒーに口もつけず一生懸命読んだ。「お掃除するキャッチャー」のページを読んでいると、それがいちばん感動したところです、とAさん。もちろん、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』のキャッチャーのこと。

感謝もされず、対価も支払われない。でも、そういう「センチネル(歩哨)」の仕事は誰かが担わなくてはならない。世の中には、「誰かがやらなくてはならないのなら、私がやる」というふうに考える人と、「誰かがやらなくてはならないんだから、誰かがやるだろう」というふうに考える人の二種類がいる。「キャッチャー」は第一の種類の人間が引き受ける仕事である。

ぼくは「キャッチャー」の側ですっ!とAさんはきっぱり。このところ、なんでわたしが…?と思いがちだった自分が恥ずかしい。というわけで、髪も心もすっきりさっぱりした夏の日の午後であった。
村上春樹にご用心

|
|

« ドラキュラを買ったわけ | トップページ | 食べて、祈って、恋をして »

Diary」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ドラキュラを買ったわけ | トップページ | 食べて、祈って、恋をして »