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2010/02/11

男もすなるクワイア

今週はギャレス・ウィーク。1日目は、ロイヤル・アルバート・ホールのステージに立つという最高の思い出を作ったランカスター校を、ギャレス先生が再訪するというもの。ランカスターでの奮闘ぶりをコンパクトにまとめ、思い出を語るギャレスや生徒たちの映像が加えられていた。10代前半の子どもが神妙な顔をして「人生で最高の経験だった。二度とないかもしれない」などと言ってる。自分に自信を持つことができて、今はアクタースクールに通ってるとか、舞台に一生を賭けるつもりだなんていう生徒もいる。クワイアの経験は生徒たちにとって相当に大きな影響を与えたようだ。

合唱なんて女のすることだ、男のやることじゃない、というのが当初の反応だった。字幕にはそう出ているのだけど、gayという言葉が何度も聞こえていることに気づいた。ギャレス先生も「スポーツの盛んな男子校」であることを強調していたけれど、ランカスター校のようなイギリスの男子校は、「男たるもの…」という保守的な雰囲気なのだろうか。
また、クワイアに積極的に参加していた生徒が、実は「ロンドンから来たよそ者なんかに僕らの何がわかるかと思った」と振り返っているのに驚いた。その生徒はさらに、クラシック音楽について「キャビアやシャンパンの並ぶディナーというイメージだ」とも言っている。地域やクラスやジェンダーや…さまざまな差異への視線が複雑に交差しているのを感じる。英語サイトでは、Is Gareth Malone gay?という質問がかなり目につく。合唱のイメージによるものなのか、ギャレス自身を見た印象なのかはよくわからない。

日本ではどうなんだろう。わたしのまわりでは、男子も抵抗なく歌ったり、合唱に参加してたような気がするけど。もしかしたら「合唱」の意味が違うのかもしれないなあ。イギリスの合唱というと長い歴史があって、日本とは比べものにならないくらい古めかしい印象があるのかもしれない。
などと思っていたら、ちょうどおもしろい記事Choirs are now coolを発見した。ロンドンで話題のGaggle。こちらは女のすなるクワイアである。Gaggleというだけあって、足を踏み鳴らし半ばシャウトするらしい。
"I'm a drunk! I'm a drunk! One rum, one vodka, one coke, one smoke..."
メンバーのひとりが、従来のクワイアのイメージをこんなふうに言ってる:
You imagine that they'll all be 50-year-old ladies in below-the-knee tweed skirts.
ツィードというのが、また英国っぽくておもしろい。"Drunk"や"I Like Cigarettes"など、彼女たちのパフォーマンスはYouTubeで観ることができる。歌の下手なわたしもGaggleなら参加できそう。

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