« 2010年1月 | トップページ | 2010年3月 »

2010年2月

2010/02/27

別れ際にバヨバヨ

アクセス数に気をとられて関係ないことを書いてしまったがじゃ。(突然、龍馬伝の語りモード)長くなったので別エントリにした。

さて、日々の仕事でFAXを送った後は、相手から「受け取ったよー」という返信を待つ。たいてい「受領」とか「Received」という文字と日付の入ったスタンプが押してある。これが「受け取り」と呼ばれるもので、海外相手だと「acknowledge」と呼ぶ。

昨日、相手先に届いてるんかなーと不安になる件があり、受信したFAXの束の中を探してそれを発見。思わず「受けノレッジ来てる!」と口走った。は?(^^;) 自分の脳ながらおもしろかったがじゃ。脳内で2つの語が結合しちょります。

わたしは昔から、よくコレをやってた。何度も口走ったのが「バヨバヨ」である。別れ際に「バイバイ」と手を振りかけると、いや、それはカジュアルすぎると脳がブレーキをかけ、「さよなら」と言えと命令するのだけど、間に合わず「よ」だけが入り込むというわけ。昔から脳が鈍かったがじゃ。
ほんじゃね。バヨバヨ!

| | コメント (2)
|

何が知りたいの?

夕方、なにげなく今日のアクセス数を見たら700を超えてた。へ?(@_@) いつも閑古鳥が鳴いてるのに。すわ、スパム攻撃かっ!と身構えたが、どうもまたギャレス・マローン効果のようだ。それも午後3時~4時台に集中している。この時間帯にTVで再々放送があったのだろうか。それにしても、こういう動きを目の当たりにするとちょっとコワイ気がする。
けど、逆に考えたら、これはビジネスチャンスではないか。ヨン様ブームで韓国旅行をする日本人が増えたらしいので、ロンドン・ギャレス・ツアーなど企画すれば当たるかもしれない。それより、ギャレスを日本に招いて、コーラスのワークショップを開催するほうがおもしろいかな。ギャレスと一緒にコーラス英会話!なんて教材も売れそうだ。

ココの右コラムにある検索ワードを見て、いつも不思議に思うのは、人名検索するときに「ギャレスマローン」と姓名を連続して入力する人が多いこと。検索サイトのワードの切り出し方や用意しているキーワードによって結果は違うけれど、こんなふうに続けてしまうとヒット数が少ないのでは? 普通は姓と名の間にブランクを入れたほうがヒット数は増えるのでお試しを(といっても、ギャレスを探してくる人はこのエントリは読まないんだよねー)。
ただし、ノイズが多くなるのも確かである。たとえば、ある記事に「ギャレス・クラプトン」と「エリック・マローン」という2人の名前が含まれていたら、ギャレスとマローンがあるために、この記事もヒットしてしまう。
そんな関係ない結果を除外するには、ダブルクォーテーションで検索ワードを囲むとよい。"ギャレス マローン"という具合。日本語ではあまり差はなさそうだけど、gareth maloneで検索する場合は、ダブルクォーテーションの有無でかなりヒット数が違う。

わたしは何回かギャレスに関するエントリを書いた。一旦はいけずな気持ちになってたけど、心を改めて、たくさんの人がアクセスするエントリ内に、わざわざその後の新しいエントリへのリンクを張ったりした。でも、そこに飛んで読もうとする人は稀である。かれの部屋の写真なんかおもしろいと思うんだけどなー。いったい、みんな何が知りたいんだろ? それは「ギャレス・マローン」に対してグーグルが挙げてくるキーワード候補を見れば一目瞭然。「結婚」である。Gareth Maloneと入力してもmarriedが候補で挙がる。いずこも同じ。

| | コメント (0)
|

2010/02/24

Walking Blues♪大学まで歩いてしもた

あの四辻はいつも悪魔のクルマが並んでるのさ
いつまでたっても信号は変わらない
オイラをおいてあいつは行っちまった

あの四辻であいつに乗りたかったんだ
いつまで待ってもあいつはやって来ない
オイラはてくてく歩くしかないのさ

だれもいないバス停をいくつも通り過ぎた
いつまでもあいつを振り返るのはやめた
オイラ歩き続けていつしか天国さ

なんのオチもなくてすみませぬ。
信号がなかなか変わらないクロスロードのおかげで、バスを逃した。じっと待ってるよりも先に進もうと歩き出したら、結局、自宅から丘の上大学まで歩いてしまった。所要時間約50分。今日は四月の陽気だとか。そんなの通り越して暑気だった。前を歩いていたお兄ちゃんが黒い皮ジャンを脱いだ。脱ぐ前はイケてる後姿だったけど、脱いだら薄手のカットソーを介してむちむち度合いが露呈された。人の肉見て、わが肉落とせ。

201002241418001 あの大学まで歩くなんてありえないって思ってたけど、意外と歩けるものだ。最後の○大坂の東側は、長年塀で囲まれていたけど、今ではすっかり見通しがよくなり派手なモノレールが走るのも見えるし、すでに何軒か家も建っている。卒業生が見たらびっくりするだろう。もっと写真を撮ればよかったな。

大学に行ったのは某事務のバイト。単純作業のせいか私語が目立つ人がいて、ちょっと唖然。大学の先生はそんなこと注意しないのね。ああいう作業はちゃっちゃと済ませるに限る。でも、わたしが黙々と作業していたのは、横にいた某先生とあまり話したくなかったからかも。昔から良からぬ噂を耳にする先生なので授業も取らなかった。途中から院の先輩が横に来られたので、そのときはわたしも少しおしゃべりしてしまった。反省。先輩は春休み中も次々と論文や発表の準備を進めておられる模様。見習わねば。

201002241420000

| | コメント (8)
|

2010/02/21

社会人学生仲間と食べ放題

最後の授業が終わったら、すぐにシュウロンの準備に取りかかろうと決心していたのに、ちょっと息抜きしてもいいよねーと、ずるずる1週間が過ぎた。息抜きをしてリフレッシュできるなら、それはそれでいいのだけど、ただ欝々と暮らしている。レポートを提出したとき、指導教官から、次のステップのことを考えてスタンバイするようにと言われたけど、シュウロンの目処も立たないのに、先のことなんか考えられない。先日、同期クンと電話で話したときに、後期課程の試験問題(英語)のことを少し聞いた。ポストモダンが…って、そんなの絶対何も書けないわー。ムリムリ。
やっぱり仕事に全面復帰することになるのか。といっても、この不景気ではねぇ。。もう少し若ければ、先を見据えてがんばろーと思えるけど、最近は、いまさらねぇ…と気持ちは沈むばかり。うーん、こんなことではいかんぜよ。

昨日は社会人学生仲間3人でランチ+お茶へ。仲間の一人が無事卒論を提出したので、そのお祝い。彼女も眠れぬ日々が続き、首、肩の凝り、眼精疲労等々でへろへろだと話していた。ああ、その辛さわかるよー。ホントによくがんばったね!
歳のせいか、不況のせいか、老後の心配も話題に出るこのごろだけど、ひもパン(!)からアメリカ政治まで、話題が飛びまくって楽しいひとときだった。最後は、ひとりで元気に生きていけるよう安定した仕事を求め、健康な身体を維持する努力を続けようという宣言を採択!? お化粧するの面倒、外に出るの億劫なんて言ってるわたしは、もっとしゃきっ!としなくては。

そうそう、ランチは90分食べ放題1800円のビュッフェ・レストラン「柿安三尺三寸箸」で。最初のプレートだけ写真を撮った。色どりはいまいちだけど、素朴なお惣菜がたくさんある。次のプレートは、おでん、長崎ちゃんぽん、トマト煮とお椀を3つ載せた。しっかりデザートもいただいてお腹いっぱい。前回もこのメンバーはそういえば飲茶食べ放題だった。
Lunch

| | コメント (0)
|

2010/02/20

骨付きハム in blues

ときどきローカル・デパートに出店するハム屋さんで、切り落としのハムとベーコンの塊を買ったら、「スープに使うんやったら、この骨おまけにつけるよ」と大きな骨をサービスしてくれた。「愛犬にいかがですか」と書いてあって、以前から気になっていたもの。喜んで「えっ、いいんですか~?」と言うと、おばちゃんはいきなり金槌を取り出して、ビニール袋に入っている骨をがつんと割った。
袋から出してみたら、あんまり気持ちいいものではなかったが、鳥ガラよりは百倍マシである。シンプルなポトフを作った。
Bone

このハムの店が出てるといつも思い出すのがhamboneという言葉。授業で読んだある作品の登場人物の名前がHamboneだった。特に気にとめてなかったけど、たまたまThe Language of the Bluesという本を眺めていたら、penisの婉曲表現だと載っており、Cab CallowayのSt. Louis Bluesが例に挙げられていた。ほんまにbluesはスラングだらけ。

The Language of the Blues: From Alcorub to Zuzu

| | コメント (4)
|

2010/02/18

フィギュアスケート with Rock & Blues

積極的に見ようとしてるわけではないけど、TVをつけるとオリンピックばかり。昨日はフィギュアスケート男子SPで日本勢ががんばっていた。小塚くんの選曲が気になって調べたら、ジミヘンだったのね(♪Bold as Love)。でも、最近の若者が知ってるのは、John Mayerがカバーしたおかげかも。(だって、この前BSの番組に出ていた若者たちは、ビートルズのメンバーの名前を知らなかったんだよー。)

しばらくTVから目を離してたら、いきなりブルーズハープの曲が聞こえてきてびっくり。振り返ると、チェックのワークシャツとオーバーオールをイメージしたコスチュームがちらっと目に入った。てっきりアメリカの選手だろうと思って調べたけど曲が違う。結局、順番にチェックして、イタリアのSamuel Contestiという選手だとわかった。曲は、♪Wish Me Well(Willi Dixon, Memphis Slim)と♪Whammer Jammer(Geils Band)らしい。再放送があったら録画して見てみよう。
Samuel

銀盤と綿花畑ではイメージが違い過ぎるけど、シャッフルはもともと、すり足ダンスの音楽なのでスケーティングには合うのかもね。もっと、ロックやブルーズの選曲が増えたらいいのにな。ジェフ・ベックの曲なんか、スケートに合いそうなのがいっぱいあると思う。

| | コメント (3)
|

2010/02/16

ガレスの部屋を見習おう

Gareth Maloneはイギリス人なので、イギリス式発音でガレスと書くことにする。実は、「ギャレス・マローン」で検索してくる人が異様に多くて、わたしはあまのじゃくになっているのかもしれない。coldsweats01
でも、イギリスのデザイナーGareth Pughは「ガレス」で定着してるのに、だれがギャレスって決めたんだろう。

Unsung Townシリーズの最後のエピソードで、ガレスは町の野外フェスティバルを企画し、そこでコミュニティ・クワイアは、クワイアに参加していない町の人々の心もしっかりと掴んだ。ガレスは、人間にはコミュニティが必要で、コミュニティのために音楽は重要だと語っていた。このところ、音楽と共同体について考えていたので、もうちょっとガレスの話が聞いてみたいな。というわけで、ガレスの部屋を訪れよう。

というのは無理な話だけど、実は、ガレスの部屋の写真を発見した。GuardianのサイトにMy Spaceというお部屋拝見コーナーがあり、ロンドンのガレスのフラット(の一室)が紹介されている。この部屋、Boys Don't Singで見た記憶がある。ガレスがピアノを弾きながら、コーラスのアレンジを考えていた。広くてすっきり片づいていたから、番組プロジェクト用に用意された部屋なのかなと思っていた。
Gareth_room

記事によると、ビクトリア朝様式のテラスハウスで、元は黄色い壁紙(!)だったのを、Farrow & Ballの伝統的な色に変えたとのこと。日本の和室でよく見かけるしぶいグリーンである。下の階にはなんと同じGarethという名前のテノール歌手が住んでいるそう。
で、"we have sing-offs"とあるのだけど、sing-offsってなんでしょ? 自分がピアノを弾いているときに、もう一人のガレスが階下でオペラの練習をしている…と続くのだけど、offsの意味がよくわからない。

ここでもコミュニティの話が出てくる。ロンドンでは近所の人と話をしないらしく、ガレスはそれが不満である。そういう意味でも、サウスオキシーでコミュニティ・クワイアを作るプロジェクトは楽しかったようだ。いつか田舎に住んで、グランドピアノを心置きなく弾きたいという。あこがれはスタインウェイ。ほかにも、ピアノの脇にあるオトナの靴のこと、まんまインディアナ・ジョーンズだ!と言われて買った帽子(野球帽からグレードアップ)のことなど、写真に写っているモノについてのコメントも楽しい。

さて、本年度最後の授業も終った。いつものことながら、まずは部屋の片づけをしなければ。ガレスの部屋のように、ピアノの蓋を開けることができ、椅子は座れるようにしたいものである。 

| | コメント (6)
|

2010/02/14

ハートの芋ようかん

今日のおやつ。
Imo

普段、ローカルなデパートで舟和の芋ようかんは手に入らないのだけど、今週末はバレンタイン用商品が並んでいたので自分のために買ってきた。これ、おいしいんよねー。前の勤務先で、東京出張のお土産にこれを買ってくれた人は一気に株が上がった。秘書に人気のおやつである。
芋ハートには小さなナイフもついていた。ハートにナイフを入れるのは、なんだかなーと思いつつ、切り刻んでぺろりと食べた。デパ地下では他に、千枚漬け、キッシュ、コロッケ等々ハート型の便乗商品が目についた。ぺらぺらの千枚漬け2枚で525円(だったと思う)はあんまりではないか。来年は、前もって丸いのを買っておいて、ハサミで切り込みを入れよう。

ヴァージニア・ウルフの短編を読んでいたらqueerという単語が使われていた。ギルマンの短編にも出てきて、ん?と思ったけど、当時は普通に使われていたんだなあ。クイア理論という使われ方は最近になってからだし、その中間の時期は侮蔑的なニュアンスがあったということになる。時代とともに言葉の意味が変わるって、やっかいなことだ。

| | コメント (4)
|

2010/02/13

サーカスのイメージ

日本語で先に読んだ本の原書を読もうとして、冒頭の一文で引っかかった。
The airport terminal is a circus of activitiy.

サーカス? そんな言葉あったっけ? 本は図書館に返した後だったので、すぐには確認できない。冒頭にサーカスなんていう言葉が出てきたり、含みのある文章だったりしたら、きっと印象に残ってるはず。どんな日本語だったのか気になって、図書館に行ったときに確かめたら、「空港ターミナルは行き交う人々であふれている」とあっさり始まっていた。

わたしが持っているサーカスのイメージには、寂しさが欠かせない。町にサーカスがやってきて、夢のような世界を繰り広げてくれるけれど、それはいつか去ってゆくもの。移動する者についてまわる、根なし草のようなイメージがある。一時期ハマっていた、ベネズエラ発のテレノベラ「カサンドラ」はロマ(ジプシー)のサーカス団の物語だった。サーカスといえばカサンドラ!というくらい刷り込まれた。ロマ自体が移動する人々なので、常に安住の地を求めている「途上」というイメージがある。あと、クラプトンの♪Circus Left Townも哀しみや寂しさと切り離せない。この曲は、クラプトンが4歳の息子を亡くしたときに作ったもの。

そんなサーカスのイメージを、作者は空港の雑踏に感じているような気がする(そして、行く先々で作者は、ここは自分の居場所ではないと感じる。)それはわたしの思い込みにすぎないのだけど、イメージを膨らませるのは読者の自由だし。ただ、英語で読めばそんなふうにイメージが膨らんだのに、日本語ではまったく印象に残らない一文だったということを考えると、翻訳って本当に難しいことなんだなあと思う。

今日は翻訳の仕事をしている学部時代の社会人仲間に会った。近いうちに大阪を脱出するという。寂しくなるなー。いろんな話ができる貴重な友人だったのに。でも、おめでたい話なので、一緒に喜んであげなくちゃね。おめでとー!

| | コメント (6)
|

2010/02/11

ガレスの選曲

昨日、今期最後のレポートを提出して、一気に気がゆるんだ。まだ、授業は1コマ残っていて、その予習をしないといけないのだけど、読む量は少ないと言う先生の言葉を信じて、まだ見ていない。だいじょぶか。

Gareth Weekなので、もうちょっとクワイアネタを。。ランカスター校の生徒たちは、みんなガレスと発音してたので、今回はわたしもガレスにしてみた。
ランカスター校でガレスが初めて生徒たちに歌わせたのはビートルズだった。初の発表会では、かわいいルイスくんがスティングの♪Fields of Goldでソロをとった。サウスオキシーの子どもたちは、リンゴ・スターの♪Octopus's Gardenやクラプトンの♪Tears in Heavenを歌ってた。オトナのクワイアでは、U2の♪With or Without Youを練習していた。さっきまでTVを見てたけど、今夜はOasisの♪Don't Look Back in Angerが出た。イギリスやアイルランド出身のミュージシャンの曲をうまく選んでいるなあ。そうそう、オリバーのマーチ(♪Consider Yourself)を子どもたちがいきなり歌ったのにもびっくりした。さすがディケンズの国!?ミュージカルの国!?

わたしが気になったのはコミュニティ・クワイアのレパートリーとなった♪Hallelujah。冒頭の歌詞が音楽に関するもので興味深い。こんなの。

I've heard there was a secret chord
That David played, and it pleased the Lord
But you don't really care for music, do you?
It goes like this
The fourth, the fifth
The minor fall, the major lift
The baffled king composing, Hallelujah

これはガレスが初めてサウスオキシーに来たときにストリートで聞いた歌だったそう。詞/曲はレオナルド・コーエンと表示された。えっ、まさか、あのカナダのコーエン?
いえ、別にコーエンのこと何も知らないのだけど。実は、以前通っていた英会話スクールで、カナダ人の先生が、自分の好きな小説だと言って冒頭の部分を暗唱してくれたのがコーエンの作品だった。その後、ペーパーバックを手に入れるまで数年かかった。そしてまだ読んでない。(^^;) これを機会にぜひ読まなくては。

♪Hallelujahが最初にリリースされたのは1984年だけど、たくさんのミュージシャンにカバーされたり、TVや映画(シュレック)で使われたりして、2000年代にヒットチャートをにぎわせる。2008年12月には、U.K. Christmas singles chartで1位(Alexandra Burke)、2位(Jeff Buckley)そして36位(Cohen's original version)と、同時に3バージョンがチャートイン。とWikiからの受け売りだけど、世界的に有名な曲やったのね。コーエンの詩集も読みたくなった。

| | コメント (0)
|

男もすなるクワイア

今週はギャレス・ウィーク。1日目は、ロイヤル・アルバート・ホールのステージに立つという最高の思い出を作ったランカスター校を、ギャレス先生が再訪するというもの。ランカスターでの奮闘ぶりをコンパクトにまとめ、思い出を語るギャレスや生徒たちの映像が加えられていた。10代前半の子どもが神妙な顔をして「人生で最高の経験だった。二度とないかもしれない」などと言ってる。自分に自信を持つことができて、今はアクタースクールに通ってるとか、舞台に一生を賭けるつもりだなんていう生徒もいる。クワイアの経験は生徒たちにとって相当に大きな影響を与えたようだ。

合唱なんて女のすることだ、男のやることじゃない、というのが当初の反応だった。字幕にはそう出ているのだけど、gayという言葉が何度も聞こえていることに気づいた。ギャレス先生も「スポーツの盛んな男子校」であることを強調していたけれど、ランカスター校のようなイギリスの男子校は、「男たるもの…」という保守的な雰囲気なのだろうか。
また、クワイアに積極的に参加していた生徒が、実は「ロンドンから来たよそ者なんかに僕らの何がわかるかと思った」と振り返っているのに驚いた。その生徒はさらに、クラシック音楽について「キャビアやシャンパンの並ぶディナーというイメージだ」とも言っている。地域やクラスやジェンダーや…さまざまな差異への視線が複雑に交差しているのを感じる。英語サイトでは、Is Gareth Malone gay?という質問がかなり目につく。合唱のイメージによるものなのか、ギャレス自身を見た印象なのかはよくわからない。

日本ではどうなんだろう。わたしのまわりでは、男子も抵抗なく歌ったり、合唱に参加してたような気がするけど。もしかしたら「合唱」の意味が違うのかもしれないなあ。イギリスの合唱というと長い歴史があって、日本とは比べものにならないくらい古めかしい印象があるのかもしれない。
などと思っていたら、ちょうどおもしろい記事Choirs are now coolを発見した。ロンドンで話題のGaggle。こちらは女のすなるクワイアである。Gaggleというだけあって、足を踏み鳴らし半ばシャウトするらしい。
"I'm a drunk! I'm a drunk! One rum, one vodka, one coke, one smoke..."
メンバーのひとりが、従来のクワイアのイメージをこんなふうに言ってる:
You imagine that they'll all be 50-year-old ladies in below-the-knee tweed skirts.
ツィードというのが、また英国っぽくておもしろい。"Drunk"や"I Like Cigarettes"など、彼女たちのパフォーマンスはYouTubeで観ることができる。歌の下手なわたしもGaggleなら参加できそう。

| | コメント (0)
|

2010/02/10

ジェフ・ベックの新曲♪

クラプトンとジェフ・ベックのジョイント・コンサートが週末に迫ってきた。ロンドンの話だけど。たまたま見つけたインタビュー記事で、ベックがそのショウについて聞かれて「マジな話、コロネイション・ストリートみたいなんだ」と言ってた。"Coronation Street"は、イギリスの人気TVドラマで、なんと1960年からいまなお続いている。サザエさんもびっくり。内容はWiki参照。読んだらだれか教えて!(^^;)

記事は、土曜日のショウにゆく人のほとんどがクラプトンのArmani bluesを聞きにゆくのだろう ― which is a terrible shame...と続く。やな感じ~。
それはともかく、この記事の最後に、ベックの新譜から"Hammerhead"という曲が聴けるリンクが張ってあった(メールアドレス要)。なんちゅータイトルなんでしょ。ジャケットもどういう意味なんやろね~。イーグルはアメリカの象徴というイメージなのだけど。(わたしの印象が偏ってる?)
それから、この記事に対するコメントで、おもしろい表現を見つけた。わたしもこんど使ってみよう。
I'm a dyed-in-the-wool Beck fan!

| | コメント (0)
|

2010/02/08

インドの一弦楽器♪カマック

BSドキュメンタリー「インド 幾千年の音楽の村」(再々放送?)は珍しい楽器が次々出てきておもしろかった。TVや民族学博物館や民族楽器店コイズミ(京都)でいろんな楽器を見てきたつもりだけど、カマックという楽器には思わず身を乗り出した。

一見、鼓のように見えたので、てっきり打楽器だと思ったのだけど実は弦楽器だった。その鼓もどきにはちゃんとストラップが付けてあり、まずそれを左肩にかけて、筒状の楽器を脇にはさむ。片面に穴が開いていて、そこからなにやら糸巻きのようなものが出てきた。それを左手に掴んで手を伸ばすと、鼓もどきから弦が1本伸びた状態になる。その弦を右手に持ったピック(形はわからなかった)で爪弾く。とても不思議な楽器である。弦だけではなく鼓に張った皮からの音も混じっている。うまく説明できないので、こちらのサイトの「File:352 アナンド ラハリ/インド」をご覧ください。

旅をする音楽家の楽器だと解説があったけど、たしかに持ち運びは楽そうだ。中におにぎりを入れることもできるだろう。これをベンベン奏でながら、おじいさんが歌う。歌うというより語るというかんじ。歌詞は自然を歌いながら、とても深い意味があるようだ。川は人間の身体、川を渡る舟は宇宙を意味しているのだとおじいさんは言う。
そんな老人たちの家を訪ねて、伝統的な歌を後世に残そうと録音している男性がいた。ブルーズを録音してまわったアラン・ロマックスみたいだ。歌詞は老人の頭の中にあるだけで、書いたものはない。録音されなければ、消えゆく運命にあった。

今日、ちょっと調べものをしていたら、Reverend Gary Davisにヒットした。ギターを弾きながら語っている部分はインドの老人に通ずるものを感じる。ヒットしたRGDのCDには"Twelve Gates to the City"という歌も収録されている。おおっ!こんなタイトルの曲があったとは。。気になりつつ調べるのを後回しにしていたが、やっぱりこれは聖書に由来するということも確認した。教養がないから、気づかずに読み流してしまうことが多くて困る。黙示録読まなくては。こちらの曲はカーリー・サイモンもカバーしていて、ビリー・プレストンがオルガンを弾いているらしい。

さあ、待ちに待ったギャレス・ウィークが始まったよ~♪

| | コメント (2)
|

2010/02/06

Ramblin' Womanになりたい

先日、「機関銃英語…」という本(「英語は3ビート」と書いてある本)に関するエントリを書いてから、ビートってなんだろ?とあらためて考えていた。その本で使われている「ビート」という言葉の意味は、わたしが普通(音楽用語として)使っている意味とは少し違うと感じたから。でも、いざ説明しようと思うと、これがなかなか難しい。

ひとつ発見したこと。Wikipediaによれば、「4ビートや8ビートという表現は和製英語であり、英語圏では通用しない。英語圏では、4ビートのことを4th note rhythm/4th note feel、8ビートのことを8th note rhythm/8th note feelと呼ぶ」とのこと。へぇ~っ!そっか、四分音符で1小節を刻んだら4ビートで、八分音符だと8ビートになるんや。4とか8というのは音符の種類のことだったんや。これは新たな発見だった。ただ、音楽用語はヨーロッパとアメリカではかなり違うみたいだし、Wiki以外に裏をとってないので、もうちょっと確認が必要かも。

ふと思い立って、9年前(いつのまに!)のビデオを見ていた。うちわの音出し会。顔はこわばってるし、へたっぴで恥ずかしいけど楽しかったなー。♪Ramblin' Man~Southboundのメドレーなんか好きやったなあ。色違いのバンダナを買って行って、共演するみんなで首に巻いたり。。ああ、Ramblin' Womanになって、今日もふらふら飛んでゆきたいー。

| | コメント (4)
|

2010/02/03

節分ロールケーキ

突然、男がうぉーっ!うぉーっ!と吼える声が聞こえてフリーズした。隣人が精神に異常をきたしたのか。同時に、脅えて叫ぶ子どもの声も聞こえる。虐待じゃないよね。どきどきして耳を澄ます。。
ん? もしかして豆まき?
も~、人騒がせな隣人。まさに鬼気迫るオニの声だった。

朝刊に挟まれていたスーパーやデパートのちらしは巻寿司だらけ。いったい、日本全国で何人の人が巻寿司にかぶりついたことか。。(大阪発だけど、今は全国で食べるんだよね?)
以前は、かんぴょうを買って、お店のおばちゃんに「自分で巻くのん? いやぁ、えらいね~!」と感心されたこともあったけど、最近はできあいのを買っている。年々、種類も増えているけど、帰りに買おうと思ったら、めぼしいのは売り切れてることが多い。そこで今年は、いつも利用している阪●系の宅配サービスで事前に予約した。

節分特別号カタログには、ノーマルな巻寿司以外に、北京ダックやフカヒレ入りの中華巻や松阪牛焼肉巻の断面写真がずらりと並ぶ。さらに、生クリームの中にカラフルなフルーツの入ったロールケーキまで。一番ほしかった七福ロールは売切れ。代わりに節分ショコラロールを頼んだ。中味はチョコレート、いちご、キウイ、黄桃、ブルーベリー。さすがに、こちらは「一気」はできない。カタログによると長さ17cm。これを食べ終えたら、わたしの胴が脂肪ロール状態になりそう。
Role_2

| | コメント (4)
|

2010/02/02

これだけは!リスト

昨年末にNHKで放映された「働き盛りのがん」で千葉敦子の手紙が紹介されていた。番組に出演していたがん患者さんの中に、NY駐在中にがんを告知され、その後、何度も転移・手術を繰り返した男性がいた。ちょうど千葉さんもNYでがんと闘っており、週刊誌に連載記事を書いていた。相談を受けた千葉さんが男性に送った返事には、がん患者ではなくとも身の引き締まる思いがする。

5年生存率が20%だと宣告を受けた男性は、帰国して閑職に就くつもりだったが、千葉さんは、本当にそれはあなたが今、したいことなのか?と問いかける。そして、20%に賭けて人生を考えるだけでなく、80%のほうに入る場合を想定して考えなければならないという。
そのために、紙に自分が一番したいと思うことを書き出すのが有効だとアドバイスする。
もし10年生きられるとしたら。5年だとしたら。2年だとしたら…。10でも20でもやりたいことを書き出してプライオリティーをつける。
彼女自身は1年6カ月のプランも作っていたそうだ。そして、治った時には…という幻想の世界に住んでいては、そうならなかった時(そちらの確率が高い)の幻滅が大きすぎると指摘する。

どきっとした。時間の経過とともに忘れていた。母を見送ったときにしっかり心に刻んだつもりだったのに。いつ何が起こるかわからないということ。いのちに終りがあるという明確な意識。毎日毎日、残された時間は減る一方だということ。終りに近づいているということ。

余命宣告を受けてなくたって考えなくては。何をしたい?何から?
…と考えて浮かんでくるのは、xxxに行きたい!住みたい!ということばかり。行き先は挙げればキリがない。
そんなところに恒例のバリツアーの案内が届いた。それによると帰国する3月16日が「ニュピ」に当たっている。一度はニュピのバリを体験したい!オゴオゴを見たい!とずっと思ってるので、行くならツアーとは時期をずらさなくては。ビリーはチャリティ・ブート・キャンプのため23日にバリ入りするらしい。
4月からブロードウェイでリバイバル上演される"Fences"も観たい。デンゼル・ワシントンが何年ぶりかで舞台に立つとかでチケットは即完売と予想されている。
あ、たいせつなことを忘れてた! 最優先すべきことはパスポート更新やわ。

※ニュピとはサカ暦の新年で、この日は一切の外出と電気や火の使用も禁止。空港もクローズされます。
オゴオゴはこんなの。
Ogoh

バリツアー主宰の先生のサイトでもっと写真を見ることができます。

| | コメント (0)
|

2010/02/01

声に出して読みたくない日本語

次の発表のためにある短編を読み始めて、えらいのに当たってしまったなあと思った。読む前にドクターのTAさんから「去勢の話で、むずかしいと思う…」と言われてたのだけど、eunuch、つまり中国の宦官にまつわる物語だった。昔々、歴史の授業で宦官という言葉は耳にしたことがあるけれど、宦官を送り出す親族や地域の人々の状況など、今回の作品は未知の世界を垣間見せてくれる。著者は中国人女性でアメリカの大学院(免疫学専攻)に進み、そのかたわらに英語で作品を書き始めたという。それで数々の賞を受賞しているのだからすごい。

作品によれば、宦官はGreat Papasと呼ばれているらしい。愛情が感じられる呼び名である。翻訳本では「ご先祖さま」となっていて、ちょっとニュアンスが違う気がする。訳者の方もあとがきで、この訳語に悩んだと書いておられる。元の中国語があって、著者がそれを英語で書き、さらにそこから日本語に翻訳するという工程を経ているので微妙なずれは当然出てくるだろう。授業では、まずあらすじを説明するのだけど、m@le r00tsに対応する日本語はあまり口にしたくない(ヘンなコメントが付くのを避けるために文字を一部置き換えています。あしからず。)ブンガクではphallocentrismという言葉も出てくるのだけど、これも日本語にするより、そのままカタカナ用語として読むほうが抵抗なく声に出せる。

それにしても、飢饉に見舞われた人々に独裁者(毛沢東)が出した指示は本当の話なんだろうか。ベルトを穴1つ分きつく締めよ! その次の年には、食料泥棒の雀と鼠を退治せよ!雀退治の方法もマニュアル人海戦術ですごい。人々は一斉に屋根に上がって銅鑼や太鼓を1日中打ち鳴らし、木にとまろうとする雀は旗で追い払う。つまり、雀に一息つく暇を与えないのだ。夜になると疲れ果てた雀が、雨のように降ってくる。それを拾い集めてディナーにするのだ。
この作品が収められている短編集"A Thousand Years of Good Prayers"の表題作は最近映画化されたらしい。せっかくなので他の作品も読んでみよう。日本語で。(^^;)

千年の祈り (新潮クレスト・ブックス)

| | コメント (0)
|

« 2010年1月 | トップページ | 2010年3月 »