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2009年4月

2009/04/29

アフリカ+ジャズ+闘う詩人

先週、図書館前で出会った同期くんが、生協の2階で古本市をやっていると教えてくれたので即行。最近欲しいと思う本は高いのばかりなので、古本を探そうかと思っていたところ。買いたいと思っていた本はなかったけど思わぬ1冊を見つけた。1968年発行、2000円也。今までチェックしてなかった本なので、妥当な値段かどうかわからない。帰ってネットで調べてから決めても間に合うだろう。

その日の夜、検索してみたら、1000円とか1500円でもあることがわかった。地元の図書館にもあったので、まずちらっと目を通してから買うかどうか決めることにした。必要なら翻訳本よりペイパーバックを買ったほうがいいしね。
で、その検索の副産物的発見というか、いつもの寄り道のおかげでいいもんみっけ!
YouTubeで見たこのプレイにハマったって言ったら、また、変わってるね…って言われるかな。Dinamitri Jazz Folkloreというユニットの演奏に、Amiri Barakaが言葉を重ねる。リーディングというと言葉の「流れ」を感じさせるけど、これは言葉がビートを生み出しているのを感じる。最近はポエトリー・リーディングではなくスポークン・ワードという呼び方があるらしいけど、このバラカのパフォーマンスもそのほうが合っている気がする。



ちょうど今週、NHKが「みんなロックで大人になった」を再放送しているが、今夜はパティ・スミスが登場。彼女も闘う詩人。

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2009/04/26

ジョージと呼ばないで

昨年度はサザエさん症候群に陥り、日曜の夜ともなれば憂鬱で憂鬱でどうしようもなかった。その原因を作った某先生の学部の授業を先週から聴講している。作品を「読み解くにあたってどうしても知っておかなくてはならない文学・文化批評の基礎」を学ぶ、とシラバスにあったので、そういう基礎が欠落しているわたしはどうしても聴講しなければならないと思ったから。聴講の許可をいただきに行ったら、先生は「学部の授業なので、英語じゃなくて日本語で読むけど、それでもいいですか?」と言われた。
もっちろん!ノープロブレム!

教科書はデイヴィッド・ロッジの「小説の技巧」。前回「名前」の章を読んだときに、先生が学生時代にネイティブの先生からつけられた英語名の話になった。ネイティブの先生は日本名が覚えられないからと、学生全員に勝手に名前をつけたのだけど、そのときにもらった名前がイヤで仕方なかったそう。
「ジョージですよ。ジョージ! 他にいくらでも名前あるやろってかんじでしょ」とホントにイヤそうな先生。「隣の○○クンはアレックスというかっこいい名前でうらやましかった」とも。いまだに同窓会で会うとそのときの名前で呼ぶっていうのがおもしろい。「ヘイ、ジョージ!」「アレ~ックス!」とか言ってハグハグしてたりして。

そういえば、わたしが中学生のときに行ってた英語のレッスンでも、英語名をつけられてたことを思い出した。わたしもサンドラという与えられた名前が好きになれなくて、同じクラスのローズマリーとドロシーという名前の響きがすごく可愛くてうらやましかった。たしかに彼女たちは名前相応に可愛い女の子だったし、あとふたりいた男子、ケンとキースもなんとなく雰囲気に合っていたと思う。サンドラというのは昔の女優で、雰囲気が似てるからつけた、お父さんかお母さんに聞いてみ!と大阪弁ぺらぺらの先生に言われたけど、いまだに謎である。知らないほうがしあわせな予感がする。

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2009/04/22

リンリンカンカン

先週書こうと思って忘れてたこと。
今学期の最初の授業で扱った作品にPresident Lincolnの名前が何度も出てくるので、発音記号を確認しようと思って辞書をひいた。アクセントはLinという音節にある。普通、日本人はリンカーンと呼んでるけど、それだとアクセント位置が全然違ってることになる。
で、今回初めて気づいたのだけど、辞書にはカナ表記として「リンカーン」ではなく「リンカン」と記載してあったのだ。りんかんだいとーりょー。。。違和感あるなぁ。でも、もう1つの辞書をひいても同じだった。気になったのでググッてみたら、最近の教科書では「リンカン」を採用しているようだ。原語の発音に近い読みをしましょうってことらしい。知らなかったー。
でも、実は、ん?と思ったことが一度あった。ドラマ「プリズン・ブレイク」を見てたとき。主人公マイケルの兄がリンカーンという名前だったのだけど(日本語のオフィシャルサイトはそう表記している)、確かにみんな「リンカン」って前にアクセントをおいて発音してたんだよね。

人名はホントに難しい。先にカナ表記で脳に刷り込まれている名前の場合は、アルファベットを見てもすぐにピン!とこないことが多い。Baudelaire、Foucault、Nietzsche、Rimbaud等々。ある先生がブログに書いておられた:「うっかり今の大学生に文学史なんかを訳させようものなら、それだけで架空の人名図鑑ができそうなほど大量の珍訳に遭遇する。」架空の人名の例は、バウデライレ、リンバウド、サートレ、ミチャウクスとか(ミチャウクスはわからへんかった。正解はミショー)。母語じゃないから仕方ない。一度恥ずかしい思いをしたら、しっかり覚えられる。それより、母語なのに漢字が読めない御方のおかげで、架空の国語辞典ができそうなこのごろ。面白がって真似していたら、ホントに人前で「みぞゆう」とか言ってしまいそうなので気をつけなくては。

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2009/04/21

セミコロンの息づかい

今学期はアカデミック・ライティングなるクラスを履修することにした。学部ではスタイル、特に引用文献の記載についてはうるさく言われたけど、これまでまともに勉強したことがなかったので。
先生は日本人で、ご自分が苦労された経験を踏まえてアドバイスしたい…というようなことを最初の授業のときに言っておられた。プルーフリーディングを専門家に依頼して、派手に添削されて返ってきた論文もモニタに表示して見せてくださった。
先生の言葉で印象に残っているのは、「小難しい単語を並べた難解な文章を書いて、こんなハイレベルな英語が書けるんです~と見せびらかすのが論文の目的ではない。たくさんの人に読んでもらうためには、シンプルでわかりやすい文章を心がけるべし。」というもの。特に、日本人は難解な文章を書く傾向にあるので、ネイティブが読めば、ああ、また日本人か…とわかるそうだ。

わかりやすくて洗練された文章を書きたいものだ。それにはどうすればよいか。。ある大学の先生が、良い文章を書くために批評家の文章を丸暗記してきたとブログに書いておられた。「セミ・コロンの息づかいにまで敏感に暗記していた」先生もおられるそう。すばらしい!(@_@) そっかー、やっぱり先生方もそうやって努力されているんだ。。よし、わたしも見習おう!と思ってブログで紹介されていた本を探してみた。大学図書館のデータベースにあった~!と喜んで詳細を見たら、場所が某白オニの研究室になっている。うーん、できることなら白オニとはかかわりたくない。別の本を探そう。(^^;)

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2009/04/19

パワフルレディに元気をもらう

昨日はバンカラ高校時代のクラスメイトが大阪に来ていたので会いに行った。高3になる前に横浜に引越してしまったので一緒に卒業はできなかったし、最後に会ったのはまだ結婚前だったし、いったい何年ぶり…? でも計算するのはやめておこうねってことで、とにかく久しぶりに再会して最初の言葉はふたりとも「痩せたね~!」だった。「どこがぁ?」とツッコミたい人はたくさんいるだろうけど、まぁ、お互いはちきれそうな10代の姿を知っているからねー。
ずっと年賀状だけのおつきあいだったけど、3年前に大病をしたと言葉が添えられていた。今回、病気の話を詳しく聞いて、相当大変だったことがわかった。でも、今はホントに元気。なにしろ車で大阪まで来るぐらいだから。今回、彼女が大阪に来たのはアジリティという犬の競技会に参加するため。子どもも大きくなった今は、犬に愛情を注ぎこんでいるらしい。退院後、犬の散歩やトレーニングが彼女の良いリハビリになったとのこと。
仕事も家事もしっかりこなしつつ週末は愛犬と遠征というパワフルな日々を送っている彼女は、元気なうちに自分の好きなことをやりたい!と言う。

以前、ココでも紹介したことのあるぶたこさんがNYから帰国された。ずっとブログを拝見してたけど、ボランティアを通して地元の人々に溶けこみ、コーラスグループに参加してコンサートに出たり、本格的な歌のレッスンを受けたり...ホントにたくさんの出会いと思い出を積み重ねられた様子。読んでいるわたしも何度も感動のおすそわけをいただいた。夢を実現させたぶたこさんに心からスタンディング・オベーションを送りたい。

そして、最近話題沸騰のスーザン・ボイル(Susan Boyle)も夢を追いかけるおばちゃんに勇気を与えてくれる。CNNのニュースで見てすぐYouTubeで検索。以前、同じオーディション番組で話題になったポール・ポッツ氏はステージ上ですごく緊張してたけど、スーザンおばちゃんはマイペースで笑いをさそうキャラクタ。審査員全員からYes!をもらったときのリアクションが派手だったけど、あるブログに「拳をふりあげてアタマを振りながら足を踏み鳴らすというスコットランド人的なアクション」と書いてあった。お国柄なんやね。
スーザンの歌うI Dreamed a Dreamをどうぞ♪

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2009/04/15

ビタミンカラー

おかしい。時間の流れがいきなり速くなっている。このあいだ水曜日だったのに、もう水曜日だ。土日に勉強できなかった(しなかった)ので、今日の発表はきつかった。超豪華メンバーにさらにOB1名(やはり大学で講師をされている)が加わって緊張度も高まる。

日曜日はいつもの散歩コースを一回りしてから、ちょっと遠い公園に足を伸ばした。チューリップが見事だと紹介しているブログを読んだので。公園内をチューリップめざして歩いていると、ポピーフェアのノボリが建売住宅の現地みたいにはためいていた。せっかくなので立ち寄ってみると、オレンジと黄色のポピーがなだらかな丘に並んでいる。ビタミンカラーがいいねー。丘の上にはずんぐりむっくりの太陽の塔トランポリン?が揺れていた。
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ポピー=けしの花っていけない花じゃないの?と長年疑問に思っていたのだけど、調べてみたら、葉っぱの形で見分けられるらしい(参考サイト)。植えてはいけないけしを見かけたら、警察か保健所に通報しましょう…と書かれた自治体のサイトもたくさんあった。
もうひとつケシに関する疑問は、なんであんぱんにケシの実が付き物なのかってこと。母が家でパンを焼いていたときも、あんぱんにはちゃんとケシの実を買ってのせていた。

チューリップ・フェアにゆく手前には桜祭の看板が並ぶ。ちょうど最終日。それと入れ替わるかのようにチューリップ・フェアは始まったところ。こちらはホンモノの太陽の塔の背中が見える。
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この公園に歩いて来たのは初めて。帰りはご近所キャンパスの中を突っ切ったので意外と早かった。こんどは蓮の時期に行ってみたい。果樹園コーナーのりんごの木に実がなっているのも見てみたい。

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2009/04/12

ハナよりBBQ

新学期が始まり、わたしは2年生になった。新入生がいないのでさみしい。始業式もガイダンスもなく、いきなりいつもの教室にわらわらと人が集まる。指導教官のゼミは超ゴージャスなメンバーである。既に大学で教える側に立つ先生お二人を含み、学会発表やシンポジウムを控えたハイレベルな面々が揃っている。肩身が狭くて、ますます肩が凝りそうだ。

新学期が始まり、桜は満開を迎えた。恒例のご近所キャンパスのお花見スポット争奪戦は工事のせいで見られない。↓は先週撮った写真。昨年は予約札がいっぱいぶら下がってこんな状態だったのに。
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今年の花見スポットは分散され、従来の「花見で一杯」から「花見で満腹」へと様変わりしつつあるようだ。わたしが家に帰る時間には、キャンパスのあちこちで花見BBQ大会が開催され、食欲を刺激する匂いがたちこめている。花を愛でるには嗅覚も大切。先週、キャンパスで写真を撮ったときはかすかに桜餅の香りがした。しかし、強烈なBBQの匂い(というか焼肉のたれの匂い)を吸い込んだ鼻孔では、ほのかな香りを嗅ぎ分けるのは難しい。この匂いでゴハンが1膳食べられそうだ。

新学期が始まり、大学(わたしが出た学部)のサイトも一新された。期待どおりマッシュルームカット学部長の写真もUPされていた。専攻科のサイトを見ると、統合後、カリキュラムが厳しくなったようだ。以前は、専攻語を1科目落としても「仮進級」できたと思うのだけど、今は1科目で「留年」と書いてあった。
最近は、大学の先生方も目に見える業績を求められて大変だとあちこちで見聞きするが、うちの先生の話では、院生の業績まで提出を要求されたとのこと。わたしみたいな業績ゼロの落ちこぼれは、ますます肩身が狭い。腰幅も狭くなるといいのだけど。

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2009/04/06

夫婦お掃除本舗

大学が春休みの間にやっておきたかったコトは山ほどある。これでも世間はわたしのことを主婦と呼ぶので、一応、家の片づけなどにも気を配らなければならない。そんなわけで、懸案のレンジフードの掃除を本日完了。といっても自分で手を下したのではなく他人任せ。とても手に負えそうにない汚れなのでプロにお願いしようと思い、おととしくらいから(^^;)ダスキンとお掃除本舗の広告が入るたびに、どちらがいいかな~と迷っていた。
あるとき、お掃除本舗の広告にスタッフの顔写真が添付されていた。男女1名ずつで名字が同じだから、きっとご夫婦なのだろう。女性だけだと力不足の恐れがあるし、見知らぬ男性がいきなり家に入ってくるのはちょっと落ち着かない。その点「夫婦お掃除本舗」ならニーズにぴったり合っている。写真を見ているというのもなんとなく安心材料になる。

依頼したのはレンジフードと浴室の掃除。浴室のカワック(乾燥機)の分解清掃もついでにお願いした。本来は状態を見て、見積りをした上で依頼ということになるらしいけれど、2日もとられるのはお互い時間がもったいないので、当日に見積りもしてもらうことにした。レンジフードは10年こき使ってさすがにこてこて状態(^^;)なので、基本に2,000円の割増、他は基本料金だった。ご主人が浴室を、奥さんがレンジフードを担当。
レンジフードの中の回転する羽にも油がべっとりついて重くなるから、動きが鈍くなるとのこと。メタボ状態だったのねー。お風呂場をのぞいたときは卒倒しそうだった。エプロンという浴槽の手前のパネルを外してあって、強烈な汚れが露わになっていたのだ。まさにこちらのサイトにあるように「なんじゃこりゃ!」ってかんじ。いや、隙間からうすうす感じてはいたんだけど。。。

レンジフードが期待どおりきれいになったのはもちろん気持ちいいけど、やっぱりお風呂場がぴかぴかというのはいい気分やね。まるでそこだけ新居みたい。夫婦お掃除本舗のお二人に感謝! 今日はお風呂に入るのが楽しみ~。バスソルト、なんの香りにしようかな。

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2009/04/04

ミナミの雑居ビル

昨日の朝、勤務先に近づくとなにやら物々しい雰囲気。歩いて40歩くらいのところにあるビルの入り口付近がブルーシートで覆われているし、TVカメラも来ていた。
何か事件? 席についてネットでニュースを見たらすぐに判明。家で身支度をしているとき、TVのニュースが耳には入っていたが「ミナミの雑居ビル」が勤務先の近所だとは思わなかった。

わたしの席の横は一面のガラス張り。隣は駐車場でその隣にはコンビニ。ファイルを取りにゆこうと立ち上がったときに、またブルーシートが目に入った。今度はコンビニを警官と取材陣が取り囲んでいる。なにか犯人につながる証拠が見つかったのだろう。
同僚の話では、以前、「追われている。かくまってくれ。」と言って勤務先に突然やってきた人がいたらしい。やっぱり「ミナミの雑居ビル」は治安がよくない。引越したいね、と言うと、同僚に「でも、ココは警察署が近いから…」と言われた。たしかに。それに大きな郵便局(←うちの業界では重要ポイント)も近いしね。

わたしの中の「ミナミ」は、道頓堀や千日前とかの繁華街のことで、心斎橋もどちらかというと「ミナミ」には含まれないという感覚である。大阪の北部に住んでいると、心斎橋まで足を伸ばすことはあるけど、「ミナミ」はめったにゆかないのだ。最近はその心斎橋も、勤務先から大学にゆくルートにあるから通るだけだった。いつも前を通るのに、春休みは別ルートで帰ることが多かったせいか、チャーリー・ブラウン心斎橋店が2月に閉店していたことも、だいぶ経ってから気がついた。

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2009/04/01

古本のおまけ

郵便配達のおじさんが、グレーのビニールでピチピチに包装された荷物を届けてくれた。中から出てきたのは4冊の洋書。予想外に早い到着だったのでなんとなくうれしい。それよりびっくりしたのは3冊がハードカバーだったこと。だから厚紙でくるむ必要もなかったのだ。
オーダーしたときは全部ペイパーバックのつもりだった。どこにもハードカバーとは書いてなかったと思う。それに3冊が$1.00、1冊が$1.08というお値段だから、てっきりペイパーバックだと思い込んでいた。なんか得した気分。でも、送料が$25.88ではせっかくのお得感も帳消しである。やっぱりフツーにアマゾンで新品のペイパーバックを買ったほうがよかったかなぁ。いや、さんざん比較して、迷って、決めたのだから、最善の選択だったはず。アマゾンで入手できないのもあったんじゃなかったかな。

先に翻訳を読んだ(まだ少し残っている)A New World OrderにはRamsey County Library AH という文字の入ったバーコードシールが貼ってある。どこにあるんだろうと調べたら、ミネソタ州にある郡の図書館の1つArden Hills Libraryだとわかった。これが図書館の写真。
Ahdet

ろくに本を読まないわたしが言うのもなんだけど、こんなところで、の~んびり読書できたらしあわせだろうなぁ。地図を見ると、こんなところからはるばる日本のわたしの元にきてくれたのね…と新品の本では味わえない不思議な縁を感じる。ちょっとした古本のおまけ。

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