♪いつでも捜しているよ どっかに君の姿を
昨日、参考文献を借りに先生の研究室に行くと、「親しい同僚が急に亡くなって、明日お葬式やから休講にするわー」と先生。前任校も同じで、30代からの長いおつきあいとのこと。とてもつらそうだった。
たぶんわたしの知らない先生だろうと思っていたが、「○○先生っていうねんけど…」とお名前を聞いてびっくり。今年の前期、わたしはその先生の講義を受けていた。「秒速5センチメートル」を一緒に観たK先生だったとは。。。
昨年だったか、ご病気で休講されているという話をちらっと耳にした。今年の春、先生の髪の毛はすっかりなくなっていた。前期が始まってすぐ、検査の結果、また治療が必要になったと言って2、3週間入院されたので、化学療法を受けておられるのだろうと思っていた。その後は、ごく普通に授業をされていたし、わたしは登録しなかったけど、後期も開講されていた。先週見かけたという人もいるし、急に病状が悪化したのだろうか。
わずか半年という期間だったけど、K先生のとつとつとした語り口が耳に残っている。素の先生にふれたような気がする。知識とか理論を一方的に伝える講義じゃなくて、「秒速5センチメートル」を観ながら「ぼくはこう思うんだけど、みんなはどう感じた?」と会話しているようなクラスだったからかもしれない。
今日、「秒速…」に使われていた山崎まさよしの♪One more time, One more chanceを聴きながら、心の中で先生を送った。
桜の花びらが散る速さは秒速5センチメートル。桜の季節に思い出す人がまたひとりふえた。


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