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2007/02/03

地味な偶然

トゥルー・ストーリーズ

オースターのエッセイ集「トゥルー・ストーリーズ」(柴田元幸訳)を読んでいる。できすぎてるよ~、という話が現実にはいっぱいあるものなんだ。こんな偶然にめぐりあう人生もあるんだなぁ。わたしの人生にはそんな劇的な偶然なんてなかったなあ。今までのところ。

学生時代の旅行は、○○で会った人に◇◇で再会ってのが珍しくなかった。みんな同じようなところに行き、似たようなルートをまわるから。春に九州で会った人に、夏の北海道で会ったり、雪の五箇山で会った人と初夏の札幌で会ったり。

利尻山に一緒に登った人が一足先に島を出るとき、港で見送った。「大阪に帰ったら連絡するわ」と言うけれど連絡先を聞こうともしない。ただの社交辞令か。。。
尾岱沼(おだいとう)で再会したとき、風邪をこじらせていたわたしをとても心配してくれた。でも翌朝、知らないうちに次の目的地へと消えていた。

数ヵ月後、京都にあるわたしの大学で、そのかれにばったり出会った。わたしは授業も終わり、珍しくひとりで門を出るところ。その門をくぐってキャンパスに入ろうとしてたのが、かれだった。
「なんで?なにしてるの?」
「ちょっと会いにきてん。」
今なら携帯の番号やアドレスを交換して簡単に会えてしまうのだろうけど、大学名だけを頼りにキャンパスに会いにくるなんて。。。偶然に身をまかせてるってかんじが、ひょうひょうとした、かれらしいと思った。
「友だちにも、そんなん絶対会われへんって言われたけど、来るだけ来てみた。」
地味に生協でお茶して、やっと住所と電話番号を交換したら、ちょっと顔見に来ただけやから。。。とまたすぐ帰って行った。これじゃネタにならへんね~。

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コメント

「その彼が今のだぁりんです」っていうオチを期待していたんですが...

やっぱり現実はそうは行かないんですかね。

実はもっとドラマチックだったりして(*^^*)

投稿: 司 | 2007/02/04 10:12

♪司さん
マーレでドーニを待っているときにバッタリ・・・なんて素敵ですよね~。
司さんみたいに世界を駆け巡っていると感動的な出会いがありそう!

大学に来てくれたかれはその後、地元の大学院に行ったのでひょっとしたら研究者になってるかも。だとしたら、ググッてみたら消息がわかりますよね!あとでこっそり調べてみよう。

投稿: miredo | 2007/02/04 12:58

こんちは! 家の中で眠気と戦いながら、PCでヘルプファイル眺めています。 今頃、除雪車が雪を置いて行ったので、車が出られるようによけなくちゃ~~と、思っているだけで・・・昼寝になりそうだったのですが、みれどさんに昔を思い出せられて・・・
 学生の頃の旅行では確かに、余り住所とか名前とか聞くと少なかったですね、(勿論聞いた人も居ましたが) バイクでの旅行とか、出会いでも殆ど聞きませんね。 それじゃまた・・・とか言って別れるのにね。 でも、再会する人は殆ど居なかったな~
でも、いつかまた会えるって思っているのが未だにあるのが面白いです。
また、いつかそんな旅行がしてみたいですね。

投稿: some | 2007/02/04 13:59

♪someさん
暖冬とはいえ、someさんちのあたりはやっぱり除雪車が必要なんですね。外出されるときは凍結に気をつけてくださいね!

周遊券で旅行してた頃は、翌年、同じところに行けば、前年の仲間にまた会えるってかんじでした。気の長い話ですね。
いつかまた会えるかもしれない。会えたらいいな。そんな想いが旅の余韻にもなるんでしょうね(^^)。

投稿: miredo | 2007/02/04 21:52

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