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2007/02/09

消された名前

レポート書くためにオースターの"The Brooklyn Follies"を最初から読み直している。自分の担当箇所はしっかり読んだけど、他は流してしまった章もあるし、前期に読んだところは早くも忘却の彼方。ああ、こんなにいろんなエピソードが詰め込まれていたのか…とあらためて思ったり、オースター流のユーモアにニヤニヤしてみたり。今ごろ読んでる場合ちゃうねんけど。

主人公Nathanが、離婚した元妻にやむを得ず電話をかけるが、冷たくあしらわれ、非常に険悪な雰囲気で電話を切るという場面。Nathanは、彼女の存在を記憶から消そうと決意する。彼女の名前はもはや名前ではなく、アルファベットの単なる羅列に過ぎないのだ。

その後、彼女に言及する箇所では
"... where (name deleted) and I had taken her to celebrate her eighteenth birthday."
と書かれているのが笑える。自分の意思で記憶を消すことはできないから、せめてもの抵抗なんだろう。意固地。。。
覚えておきたいたいせつなコトが記憶からこぼれ落ちてゆくのに、消し去りたい記憶が居座っているのは皮肉なものだ。

というところで、雪見さんが「こんな日だったね」(1月22日)で砂時計について書いておられたのを思い出した。砂時計のあの上の空間から、記憶は、絶え間なくこぼれ落ちていってるのか。
ときには、えいっ!と砂時計を逆さまにしてみたらどうだろう。忘れていたいろんなコトがさらさらとよみがえってくるだろうか。

昨日はゼミ4年生の打上だった。わたしが提案したベトナム料理のお店だったので、気に入ってもらえるかと心配だったけど、おいしぃ~!という声がいっぱい聞こえて、ほっ。。。
みんな卒業して、それぞれの道をあるいてゆくんだよねー。大阪のオバチャン学生のことなんか、すぐ記憶から消えてしまうんだろうな。ま、オバチャン学生のほうも、認知症で忘れてしまうんやろうけどね(^^;)。

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