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2007/01/09

呪いの曲?

「音楽は好きだった、だが、彼女のひいている曲は自分になんのメロディーも感じさせないし、・・・」

"死せる人々"(「ダブリン市民」ジョイス/安藤一郎訳)の気になった一節。舞踏会の夜、音楽学校を出て教会のオルガニストをしているメアリー・ジェインがピアノの腕前を披露するのだが、ジョイスの描写を読んでると、いったいどんな曲?と思わされる。原文はこんなふうに続く。

"The only persons who seemed to follow the music were Mary Jane herself, her hands racing along the key-board or lifted from it at the pauses like those of a priestess in momentary imprecation, and Aunt Kate standing at her elbow to turn the page."

「この楽曲についていけるようにみえるのは、両手を鍵盤の上に走らせて、ときどきそれを停止符のところで、異教の女僧が刹那に呪いを呼ぶ姿そっくりに鍵盤からあげるメアリー・ジェィン自身と、・・・」

ラッキーなことに満杯のハードディスクには、ずいぶん前に録画した映画「The Dead」が残っていた。どきどきしながら?上記場面を迎えると、映画の中のメアリー・ジェインが弾き始めた曲は、子どもの頃、私も発表会で弾いたことがあるウェーバーの♪ロンド・ブリランテ(Op.62)だった。まさにブリランテ★でイメージ全然ちがうんだけど。

「異教の女僧が刹那に呪いを呼ぶ姿」で私が連想したのはラフマニノフのプレリュードOp.23の5だった。あの曲を弾いて「気が狂ったのかと思った」と言われたことがあるんよねー(^^;)。

読み進むと、曲の終わりには数オクターブのトリル(ってようわからへんけど)。本当のところ、ジョイスの頭の中にあったのは、どんな曲だったんだろう。

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コメント

英語難しいですね。
こんなん私にはとても無理だわ。

投稿: りせい | 2007/01/10 12:19

ラフマニノフのプレリュードOp.23の5・・・どんな曲だったっけと思い、CD(p:アシュケナージ)を取り出して聴いてみました。
素敵な曲ですね(リズムが楽しい♪)。私もこんな曲が弾けるようになりたいですが、無理そうなので、曲を聴きながら、オーバー・アクションで弾く自分の姿を想像してます(←エア・ピアノ^^;)。

投稿: masaki | 2007/01/10 19:53

♪りせいさん
そうなんですよー。小説ってなんか読みにくいんですよー(>_<)。私はもう雰囲気で読んでます。
りせいさんもお仕事関連の英語だったらダイジョブでしょう。あと、少々しんどくても、自分の好きなものについてなら、辞書をひくのも面倒だと思わないし、やっぱり内容に左右されますね~。


♪masakiさん
あのプレリュードはちょっと異色ですよね。出だしのリズムが滑稽だという人もいましたが、それはきっと私の演奏が下手だったからでしょう(^^;)。 短い中間部のメロディーが好きなんですが、くっきり聞こえるように弾くのは難しいです。

ホントだ、エア・ギターがあるなら、エア・ピアノもアリですよね!
山下 洋輔、キース・ジャレットあたりを参考に。。。

投稿: miredo | 2007/01/10 21:19

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