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2006/12/07

Timbuktuに行きたい

Timbuktu: A Novel
新聞の書評欄でポール・オースターの「ティンブクトゥ」(柴田元幸訳)が紹介されていた。原作Timbuktuは1999年発行なので、ずいぶんタイムラグがあるけど、やっと翻訳版が出たようだ。今年オースターを読んでいる授業で、この作品について「我輩は猫である」の犬バージョンだと先生が言ってはった。犬の視点でみたアメリカ?ちょっと読んでみたい。アマゾンでペーパーバックを探したら、いかつい顔立ちの犬が表紙だった。作品内に筋肉質の犬だと描写されているらしいので、そのイメージなんだろう。近寄りがたい雰囲気である。

ティンブクトゥ
一方、柴田訳の日本語版の表紙は正反対のキュートな犬。みんなが寄ってたかって、きゃ~かわい~!となでまわしたくなるタイプである。柴田さんのコメントによると、実際にオースターが飼っている犬に近いイメージの犬を表紙にしたそうだ。こんなかわいい犬をイメージしながら作品を読むと、ん?って思ってしまわないかな。

不思議な語感のTimbuktuは西アフリカのマリ共和国に実在する都市であり、こちらが英名。仏名はTombouctou(トンブクトゥ)だそう。世界遺産としても登録されている。
さらに、どこかはるか遠くの場所という意味として使われるらしい。リーダーズには「from here to Timbuktu=ここからずっと遠いところへ」という例文が載っていた。
以下は、ネット上で見つけた例文:
(1)"You can never find a space [at the mall]; you have to park in Timbuktu," Ms. Dvorak says. "Then you have to walk all over the mall."

(2) You can try every shop from here to Timbuktu, but you won't find another one like this.

ああ、どこか遠い遠いところへ行きたい。。。

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コメント

面白いですね、2種類の表紙。オースターって、まだ読んだことないんですよ。春休みに怖い犬の方を読んでみようかなぁ。しかし柴田先生は売れっ子ですねぇ。

投稿: 雪見 | 2006/12/08 10:19

♪雪見さん
帰宅途中、駅の3階の改札口まで行ったのに、突然、今日買いたいっ!と思ってしまい、1階にある本屋さんに戻りました。奥の洋書コーナーの棚には『「ティンブクトゥ」のペーパーバックは品切れ中で来年発行予定…』という札が出てました。柴田効果おそるべし。。。
家に帰ってすぐアマゾンでオーダーしましたよ~。あのコワイ犬の表紙がなくなったら困るので。
東京だと柴田先生のトークショー(ショーって?)もよくあるみたいですね。うらやましいです!

投稿: miredo | 2006/12/09 00:02

僕の、オースターランキング。

1位 、ミスター・ヴァーティゴ(Mr Vertigo 1994)
2位、 リヴリァイアサン(Leviathan 1992)
3位、幽霊たち(Ghosts 1986)
4位、最後の物たちの国で(In The Country of Last Things
5位、鍵のかかった部屋(The Locked Room 1987)
6位、偶然の音楽(The Music of Chance 1990)
7位、ムーン・パレス(Moon Palace 1989)
8位、ティンブクトゥ(Timbuktu 1999)
9位、シティ・オブ・グラス(City of Glass 1985)

ホントにかなり迷ったので、3位位までしか参考にならないかな・

投稿: ウォルト | 2006/12/09 12:29

♪ウォルトさん
コメントありがとうございます。
よそのブログでもウォルトさんのオースターランキングを拝見していましたが、The Brooklyn Folliesは圏外なんですね。私はオースター初心者なので、ランキングを見てもピンときませんが、今後、参考にさせていただこうと思います。
今は、"Timbuktu"が届くまでに「偶然の音楽」を読み始めようかな~と思っています。

投稿: miredo | 2006/12/10 23:16

書評見ました。
久しぶりにP・オースターを読もうと思いました。
もちろん日本語で(^^;

投稿: 風屋 | 2006/12/11 14:00

>>久しぶりにP・オースターを読もうと思いました。

ぜひぜひ!表紙の犬を含めて、また感想をきかせてくださいね。
私はレポートのために読まないといけない本優先なので、まだ先になりそうです。

投稿: miredo | 2006/12/13 07:34

miredoさん
よそのブログでもウォルトさんのオースターランキングを拝見していました

それは、別のウォルトさんです。

The Brooklyn Folliesの英語読めません。

いや、めんどい。
読めたら、東大いけるでしょう。

読むなら幽霊たちが、おすすめ。

投稿: ウォルト・ホイットマン | 2006/12/16 21:50

♪ウォルト・ホイットマンさん
別の方でしたか!? 失礼しました。
おすすめの「幽霊たち」の登場人物の名前は、ブルーとかブラックとか、みんな色の名前なんですよね。。。ってことだけ聞いたことがあります。
今通っている大学で、アメリカ文学と幽霊をテーマにした講義がありましたが(受講してませんが…)この作品には幽霊が登場するのでしょうか。私の「読んでみようリスト」に入れておきますね!

投稿: miredo | 2006/12/17 10:27

幽霊っていうのは、どんな奴なのか、

新たに発見できる作品。

むしろ、幽霊は、読者なのかもしれない。

言葉にならない混沌が神秘的で面白いーーーーーー。

投稿: ウォルト・ホイットマン | 2006/12/17 14:41

♪ウォルト・ホイットマンさん
「アメリカ文学のレッスン」(柴田 元幸著)に「アメリカ文学に出てくる幽霊や悪魔はしばしばそれを見る人の分身である、と言ってもいい」という記述がありましたが。。。
>>むしろ、幽霊は、読者なのかもしれない。
というのは、おもしろそうですね!(@_@)

投稿: miredo | 2006/12/17 23:20

僕の周りには、オースターを知っている人なんていないから、

羨ましいです。  結構、孤独だよね。

ああ、『孤独の発明』っていうオースターの自伝の本、いま読んでます。

僕は、『幽霊たち』を最初に読んで、

こんなスゲー奴がいたなんて、って思った。

それで、天才だって、思った。

天才だから、他の作品も面白いはずだと思って読んだら、凄かったです。


『偶然の音楽』を書き終わった時、オースターが自分でも天才だって思ったんだって、

その余韻に浸っていたら、娘のSophie Austerが庭でうんこしてて、窓越しにポールを呼んで、
私のうんこ見てって
言ったんだって。
それで、

天才になって、まずしたのが
Sophie Austerのうんこを片付けることだったんだって。

Sophie Austerはいま、歌手になり活躍している。

そうでございます。

投稿: 渋谷区在住ウォルト | 2006/12/21 07:18

♪渋谷区在住ウォルトさん
今年はオースターを読む機会ができてよかったなあと思っています。私の場合は、それがThe Brooklyn Folliesだったから、よかったのだと思います。最初の1冊ってたいせつですね!
「偶然の音楽」はちょっと予想外のエンディングでした。Timbuktuが届きましたが、レポート3本書くまではおあずけです。。。

投稿: miredo | 2006/12/24 08:47

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