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2006/08/27

Blues People

という本を読み始めた。著者はリロイ・ジョーンズ(アミリ・バラカ)。あまり聞いたことのない名前だったが、あるサイトにこんな記載があった。

いま、日本ではアミリ・バラカのことがメディアに登場することはほとんどないが、60年代には、少なくともフリージャズ、ニューレフト、アングラ演劇、そしてギンズバーク以後の詩(これらは相互に関連しあっていた)に関心をもっていた者で――簡単にいえば当時ジャズ喫茶に通う者で――彼の名を知らない者はいなかった。もっとも、そのころは、彼は、「リロイ・ジョーンズ」と名のっていた。60年代後半には、多くの黒人アーティストや活動家のあいだでイスラム主義への傾倒が強まるが、リロイ・ジョーズも、そういう流れのなかで名前を変えたのである。

数ページ読んで、これは重要文献だと感じ、原書を読まなくては…とすぐにオーダーした。英語の副題は"Negro Music in White America"とあえてNegroという語を使っている。初版は1963年発行なのでpolitically correctは関係ないけど。

「黒人は、この国にやって来たとき、アフリカ人、つまり外国人だった」という書き出しは、あたりまえのことなのにハッとさせられる。しかし「1865年に公式の奴隷制から解放された黒人のほとんどはアフリカ人では『なかった』。アメリカ人だったのである。」
アメリカで生まれた子どもたちは、アフリカ人の両親から引き離され「白いアメリカ」で成長する。だからアフリカニズムが伝承されないとジョーンズは言う。
そんな環境において、ワークソングがどのように変化していったか、ブルーズやバップがどのように生まれてきたのかが、この本には描かれている。かなりラディカルな論調で。
とにかく、じっくり読んでみたい本である。そのためには早く夏休みの課題や卒論準備を片づけなくちゃ。
って、こればっかし(^^;)。

ブルース・ピープル      Blues People: Negro Music in White America

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コメント

濃いい本ですな~大学の勉強でかなりのブルーズの知識を持ちましたね?また教えてくださいね!

投稿: ぬら | 2006/08/28 23:47

♪ぬらりん
卒業証書に、北米地域専攻・ブルーズ学科って書いてあったりして(^^;)。

>>また教えてくださいね!

なにをおっしゃる。ぬらりんなら知ってることばっかりだよ、きっと。
でも、英語の勉強を兼ねて、この本のペーパーバックを読むってのどう?

投稿: miredo | 2006/08/29 00:45

その本は半年ほど前の出張時、東京駅近くの丸善で発見し、
かなり長い時間迷った挙げ句に「後で」と見送った記憶あり。
何せなんだかんだと出費の多い出張だったものですから。
(じゃあ丸善なんかに行くな!!ってことですよね ^^;)
うーむ、そう書かれると読みたくなります。

以前、うちの会社の入社試験を受けようと書類を出してきた
岩手大学人文社会科学部国際文化専攻の学生が
「専門は比較文化、卒論は黒人社会の中でのBluesの位置付け」
と書いてきたことがあります。
めっちゃそそるタイトルでしたが、
残念ながら成績が悪過ぎで書類上不合格でした(笑)

投稿: 風屋 | 2006/08/31 13:26

♪風屋さん
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アミリ・バラカは、スパイク・リーがマルコムXを映画化する際、「マルコムXの遺産を守る統一戦線」を率いて抗議したそうですね。

また、同時多発テロから1周年のある集会で朗読した詩"Somebody Blew Up America"に、イスラエル系アメリカ人はWTCが破壊されるのを知っていた、と示唆する一節が含まれているとして論争が巻き起こったそうです。
私自身、まだ読めてないのですが、リンクだけご紹介しますね。
http://www.amiribaraka.com/somebook.html

>>「専門は比較文化、卒論は黒人社会の中でのBluesの位置付け」

その卒論読みたいです~っ!
引用文献にはきっと「ブルース・ピープル」が。。。

投稿: miredo | 2006/08/31 20:39

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