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2005/11/08

prisonerのワークソング

低い声が頭の中で渦巻いている。力強いけれど、どこか哀しみを帯びた声。
♪O Lord Berta Berta  O Lord gal oh-ah
文学のクラスで見た"The Piano Lesson"の映画の中で唄われていた。テキストを読んだときは、4人の男が足を踏み鳴らし、手をたたいて唄に没頭する…というシーンだったので、ノリのよいブルーズを思い描いていた。でも映画を見ると、テンポもあまり速くなく、拍の頭がずしんと重く、足をひきずるようなリズムに感じられた。そういえば、これはParchman Farmの唄だった。囚人農場で重い労働を課せられた者たちが唄い継いできたワークソングだ。4人の表情には翳りがみえる。唄っているうちに、ひとりの登場人物がつるはしを振りかざすようなしぐさをする。

家に帰ってから期待せずに、いつもの癖でこの唄を検索したら、まさにParchman Farmで録音された音源があった。
Prison Songs (Historical Recordings From Parchman Farm 1947-48), Vol. 2:
Don'tcha Hear Poor Mother Calling? 
そして、私と同じように、この唄のことが知りたくて情報を求めている書きこみも見つけた。そのスレッドの中にあったのだが、この唄はワークソングの中でも、特に木を切るときの唄らしい。掛け声代わりに唄をうたい、タイミングを合わせて作業を進めたのだろう。
The African-American prisoners had about 6-man teams, and would stand in a circle around the tree. The leader would "call" the verse, the rest of the team would "respond" and then CHOP! all 6 axes hit the tree at once. A very dangerous way to work, and it required precision and concentration. Rosie/Alberta was a song used to keep that concentration.

映画でつるはしを振りかざすように見えたのは、斧で木を切る動作だったということやね。
さらに、この
♪Berta, Bertaという曲は、Branford MarsalisのCD"I Heard You Twice the First Time"にも収録されていた。アマゾンでさわりだけ試聴できるが、まさにこれ。この雰囲気やった!このCDにはB.B.Kingも参加しているらしい。即買い!やね。

さいごに、今日の新聞ネタをふたつ:
Cheney digs in heels というヘッドラインを見て、一瞬、チェイニーが墓穴を掘ったのかと思った。その場合はdig one's own graveで、dig in one's heelsは、絶対に譲らない、頑として応じない、自己の主張を貫く、という意味。
もひとつは日本のニュースで、
the inner, counterclockwise-traveling loop of Yamanote Lineという長~い説明。たしかに、内回り(inner)だけじゃ何のことかわからないもんね。

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