英語はパッチワーク
昨日は、OUP(オックスフォード大学出版局)とDY(デイリー・ヨミウリ)共催のセミナーに行ってきた。要はOUPの出版物の宣伝ってことになるんだけど、Henry Widdowson氏、Michael Swan氏ともに、言語にまつわる話をたっぷりのユーモアを交えて聞かせて下さった。通訳なしなので、どうかな~と思ったが、うちの大学の某おじいちゃん先生より、よほど聞き取り易かった。といっても、みんなの笑いについてゆけないこともあったし、まだまだ力不足であることを実感した。
Widdowson氏のレクチャーは、"Alice through the Looking Glass"からの引用で始まった。この本は言語学のネタの宝庫なんだな~。
collocationというのはよく聞くけれど、colligationは初耳だった。"It is not surprising that..."というのはレギュラーパターンだけど、"It is not amazing that..."はめったに使わない。そういう文の構造と語との関連性(colligation)がコーパスから見えてくる。
なるほど…と思ったのは、「英語というのは、ready-made phraseのpatchworkである」という指摘。辞書をひきひき勝手に単語を並べて、たとえ文法的に正しい英文ができても、それが実際に使われている文章であるかどうかは別問題。ready-made phraseを自分の中にたくさん仕入れることが大切なんだなぁ。いつも言うけど、音楽も一緒だよねぇ。フレーズをたくさん自分のものにして、それから、やっと自分なりのアドリブを組立てることができるようになる。まだまだやね。ふぅ。。。
Swan氏は、語学のテキストに出てくる、いつ使うん?と首をかしげたくる例文を、これは忘れられないよ…、娘が教えてくれたんだけどオモシロイよ…などと言いながら次々と紹介された。あまりにたくさんあって覚えきれなかったが、たとえばこんなの:
( )内はSwan氏のコメント
Is this my head?(朝起きたら、頭がガンガンして、自分の頭じゃないみたいな気分になるのだろうか)
Those are people who lost their teeth.(歯医者さんの待合室に並んでる人が、みんな歯無しなのかも)
そうそう! セミナーの開会の挨拶は、DYのI氏がされたんだった。ある科目の講師として大学に来て下さってて、つい先日もアメリカの選挙について講義して下さったところ。実は、すっかりファンになってしまった私は、お声かけたかったのだけど、セミナー終了時はお姿が見えなくて。。。ざーんねんっ!
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