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2005年11月

2005/11/29

反逆者のカールトン

専攻は?と聞かれたら、今の私は「言語学」って答えないといけないんだろうなぁ。言語学といっても、音声学・音韻論、形態論、統語論、意味論、語用論…と範囲は広い。それらを少しずつ味見するみたいな(英語学)概論の講義に出ているのだけど、最近、意味論の章に入ってとまどっている。苦いとか辛いとかじゃなく、味がわからないというかんじなのだ。
・命題とは可能世界の集合である。
・命題とは可能世界から真理値への関数である。
・命題表現の内包とは可能世界から真理値への関数(すなわち命題)であり、命題表現のある特定の可能世界における外延とは、その特定の可能世界においてその命題が取る真理値である。
う~~む。。。(ー_ー) 来年のゼミは意味論の先生が担当してくださることになりそうなんだけど、だいじょぶかなぁ。不安になってきた。

先週、単語ノートに"renegade"という単語の意味と例文を書きながら、この単語はどっかで見たことあるぞ…確かCDのタイトルだったのでは…と気になっていた。今日そのことをふと思い出したので探してみた。「ラ、ラ、ラ、ラリー」あった!思ったとおりカールトンのCDだった。ていうか、タイトル、ちゃんと覚えてへんのかい!ってかんじなんだけど。
そうそう。♪Renegade Gentleman♪ コテコテとまではゆかず、いい塩梅のブルーズ・アルバムだった。超有名曲♪Room335路線だと思いこんで聴くと、ひょぇ?どうしちゃったの?って思うだろう。そういう意味で"renegade"(反逆者、背教者)というタイトルなんかな。
ちなみにノートに書いた例文は、ブッシュのアジアツアー関連ニュースから。
"China regards Taiwan as a renegade province."

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2005/11/28

ひろうすの語源は!

「大根とひろうすの炊いたん」を父のところへ持って行った。そんな珍しいことをしたものだから、実家に着いたとたん雨が降ってきた。いつもはデパ地下でおいしそうなお惣菜セットやオードブルセットを買ってゆくのだけど、昨日、百合根と銀杏の入ったおいしそうな「ひろうす」を見かけたので、たまにはね。
この「ひろうす」って、ビミョーに「がんもどき」とは別物のような気がしてたんだけど、実は同じものらしい。さっき調べてみたら「ひろうす」では広辞苑に載ってなかった。お店では漢字で「飛竜頭」と書いているから、「ひりゅうず」で引いたら「⇒ひりょうず」になってた。そして、びっくりしたのは語源がポルトガル語のfilhosだってこと!フィリョースって揚げ菓子なんだって。探したらココの上から2つめの写真に"A plate of Portuguese filhos"って書いてあった。ポルトガルとハワイのドーナツはルーツが同じみたい。世界のドーナツのページもあって感動!沖縄のアンダギーがアルファベット順でトップに並んでいた。

実家にゆくときに、今日も「三色彩道」を通って駅まで歩いた。ここんとこ毎週のように歩いているが、いつもひとりぼっち。周りは家族連れ、カップル、シニアのウォーキング仲間?等々でにぎやかなのに。ま、ゆっくり自分の世界にひたれるから、そのほうがいいのかも。ここを歩くときは、いつもMomのことを想っている。
先週の写真をまとめてUPしたので(三色彩道2005)、よかったらのぞいてやって下さい。

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2005/11/25

命の値段を決めるのは読者

ふぅ。やっと1週間。あいかわらずの体調。今朝も起き上がれなくて仕事を休んだ。せっかく週の真ん中にあった祝日もお昼まで寝ていた。その前日は夕食ぬきだったし、昨夜も何も食べてない。やっぱり、しっかり食べないとダメってことか。そのわりに体重は増えているんだけど。
急性副鼻腔炎がいまだに完治しない。慢性化すると手術の必要性が出てくるとか。。。ネットで体験記を読むと気が重くなってくる。

今週の目玉は、朝日新聞大阪本社編集局長補佐である五十嵐氏による講演会。前ニューヨーク支局長ということで、アメリカの旬な話題を期待していたけれど「ブッシュ政権がどうとか、そういう話はとても1時間ちょっとで話せないですから…」ということで、ご本人曰く「まったりした話」がメインだった。それでも、ナイロビ時代のことも、9.11当日のことも、現場での体験という貴重なお話を聞かせていただくことができた。ナイロビ駐在時はアフリカの47ヶ国を一人でカバーされてたというのにびっくりした。アメリカは総勢30人くらいで担当しているというのに。もちろん、アメリカは日本にとって、さまざまな点で重要な存在だからこそ、このようなバランスになっているのだろうが、それにしても偏り過ぎている気がする。こういう状況では、たとえマスメディアが伝えている情報が正確で、また中立であったとしても、「伝える」という選択をした段階で、多くの情報がふるいにかけて捨てられていることも忘れてはならないと思った。ふるいにさえ、かけられてないのかもしれないが。

五十嵐氏について検索していたら、他大学での講義記録を見つけた。うちの大学の講演会では伺えなかった内容もかなり含まれており興味深い。特に、ルワンダの大虐殺への対応の反省、また地域によって「命の値段」が違う(=ニュースになるかならないかの判断につながる)という指摘が胸に突き刺さるようだった。
氏はサイードやチョムスキーとも直接話をされたとのことで、そんな話もぜひ聞いてみたい。また、こんな企画があるといいな。でも、講演会当日も家に帰られたのが朝の4時だったとか。。。ろくに睡眠をとらずに講演に来て下さったわけで、そんなお忙しい方の時間をいただくのはなかなか難しいだろうな。

現在、うちの大学の通年の講義に何回も講師として来てくださっている某新聞社のI氏は、一部で「しぶい!」「ダンディ!」と人気上昇中?なのだけど、五十嵐氏はまた違ったタイプですてきな方だった。

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2005/11/20

三色彩道のシンフォニー

週末はひきこもりモードだったが、少しは外の空気を吸ったほうがいいかなと、買い物ついでに三色彩道を歩いてきた。いや、もういちど紅葉が見たくて、買い物のほうがおまけかな。
Pic_0027 やっぱり、ココの紅葉はいいなあ。全山真っ赤…という紅葉よりも、や黄色やがまじっているほうが、なんていうのか表情があって好きだなぁ。カナダの紅葉がちょうどそんなかんじで、それを「シンフォニー」と呼ぶのだと教えてもらった。いろんな色、いろんな葉っぱが集まって、ひとつの音楽を織りなす。そんなイメージ。見る場所、高さ、角度で全然見え方が違うから、ずっと見ていても飽きることがない。坂道を登っては後戻りし、空を見上げたり、向い側にわたったり、しゃがんだり…しばらくシンフォニーに耳を澄ます。

Pic_0018 突然、どてっ!という鈍い音がした。向かい側の舗道で年配の男の人が倒れている。あわてて道路を突っ切って駆けつけた。白髪のおじ(ぃ)さんは、そろそろと立ち上がりはったが、額から血が出ている。ひぇ~。頬にも傷が。メガネのレンズは外れて落ちていた。幸い、傷はそれほどひどくなく、血が滴り落ちるようなこともなかったので、ほっとした。紅葉に目を奪われているし、舗道の段差があるし、落ち葉で滑りやすいしと悪条件が重なったのだろう。
「息子と一緒に来てるから大丈夫です」とおっしゃるので、それなら安心…と元の場所に戻ってまた紅葉を眺めていた。
しばらくすると、ご家族と合流されたらしく、怪我の説明をされる声が聞えてきた。
「…足滑ってころんだんや。そしたら、あの女の子が親切になあ、だいじょーぶですかっ!ゆうて走ってきてくれてん。」
てへっ!女の子やって!!あ、でも、メガネのレンズぶっ飛んでたからか。。。(^^;)

そうそう、昨日は長くなったので書かなかったのだけど、ネットでニュースをチェックしていたら、チェ・ジウが来日して竹野内さまと「ラブラブ会見」などという見出しがあって気分が悪かった。ふたりが共演するドラマは、来年1月15日スタートらしい。う~ん、学年末試験前にややこしいドラマせんとってほしいわ~。ちなみにドラマのタイトルは「輪舞曲(ロンド)」だって。

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2005/11/19

Confucianでconfusion…

先日の国際ジャーナリズムは朝鮮半島情勢について。9月の6カ国協議で出されたjoint statementの裏では、North Koreaが"dismantle"という語を拒否したため、"abandon"に置換えられた(つまり、積極的に核兵器を「取り除く」気がない?)という話に、へぇ~~! そういえば、成功裏に終わったかのように見えた翌日、NKが「アメリカが先に軽水炉を提供してくれな何もせえへんで」などと発言して、はぁ?昨日の今日やのになにゆうてんの!ってあきれたのを思い出した。きっと、いろいろ抜け道をつくってあったのだろう。同じ言語を話す人同士でも解釈の違いが出てくるのに、翻訳が絡むとそれはもう誤解だらけ、というか誤魔化しあいの世界なんだろう。
もっと詳しい情報がないかと探していたら、27年間もState Department's senior Korean language interpreterを勤めたという人の記事"You Say Okjeryok, I Say Deterrent"を見つけた。通訳として立ち合った現場の話もあり非常に興味深い。("Do you see horns on my head?" とか…)

アメリカのメディアはNKのことを"Stalinist Communist state"などと書いたりするが、自分が見た限り、この国は"a Confucian nationalist monarchy"だと述べている。一瞬、confusionかと思ったが"C"が大文字なので、ん?とよく見たら"Confucian"(孔子の、儒教の)だった。その儒教色の濃い国のエピソードとして、Kim Il Sung が亡くなったときのことが紹介されている。1994年、USとNKはジュネーブで核問題について交渉の最中だった。筆者は代表団にアドバイスする:...on such occasions Koreans traditionally say simply, "I am at a loss for words." そこでUS代表団のチーフは、"Words cannot express the feeling of sympathy I have for the Korean people." と記帳しに行った。その後、NK代表の態度ががらりと変わり、交渉に対して積極的になったそうである!?
その後、2000年にNK Army vice marshal, Jo Myong Rokがクリントン大統領に会ったときには、Kim Jong Il からの感謝の意(亡き父へのお悔やみの言葉への感謝)を伝えたという。6年前のことだよ。。。

また、dismantleの件も、Korean verb "pogi hada"というのは、...[it]could be interpreted to mean leaving the weapons in place rather than dismantling themということで説明がつくようである。

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2005/11/18

おなかにチョウチョ

や~~~っと1週間終わったよ~。週の初めに、その日暮しって書いたけど、それさえできなかった。でも、とりあえず木曜日の専攻語のプレゼンが終わったので、ほっ。。。前期、後期1回ずつのプレゼンなんだけど、あまり進歩してないなぁ。スコアシートはまだ返ってきてないので詳細はわからないんだけど。
前期は文章を思い出そうとすると目が天井を向いてるって指摘されたので(オーディエンスとのアイコンタクトという評価項目がある)、今回はできる限り正面を向いて…と心がけた。けど、みんなと視線を合わせながらスピーチするのってけっこう根性いるのだ。それに、みんな真面目にこっちを見て、けっこうしっかり聞いてくれてるので、さらにプレッシャー。

プレゼンのネタは約2週間以内の出来事という制約があるので、話したいことがあっても、なにかニュースがないとネタに選べない。今回は、フランスの暴動に関するニュースで "France has no black or Arab TV presenters and all MPs from mainland France are white." という指摘を読み、そっかー、アメリカとはえらい違いやなあと思った。やっぱり、初期の段階はaffirmative actionが必要なのかもと思ったので、それをからめたスピーチにしようと1つめのトピックはフランスの暴動に決定。翌日、シラク大統領が、フランスはそんな政策はとらないよーと言ってた。でも、理想論だけじゃ何も変わらないと思うけどな。
もひとつのネタどうしよ~と悩んでいるときに、たまたま、アメリカで出されたモン族の男性に対する判決のニュースを見つけた。モン族の知られざる?歴史は、去年だったか旧ABCにも書いたのだが、やはりimmigrantやHate Crimeがキーワードになりそうなので、フランスの件と比較するといいかもということで2つめ決定。

プレゼンといっても、1つのネタがA4サイズで1枚程度なのでたいしたことない。。。ような気がする。でも、これをいざスピーチするとなると、たいしたこと「ある」のだ。今回も"I have butterflies in my stomach!"だった。けど、胃の痛みは前期のときより少しマシだった。あまりの寒さでチョウチョも少なくなったのかな。
(モン族についての参考サイト:Learn About Hmong

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2005/11/13

とりあえず秋

先週、友人たちからの速報メールが届いた。阪急デパートのショウウィンドウにリサとガスパールが登場!そして、京都駅前にクリスマスツリー登場!
まだ11月の半分も過ぎてないのに気が早いなぁ、ま、来月になってから…と思ったけど、阪急デパートのサイトを見たらガマンできず、昨日、短時間だったけど梅田に行ってきた。
Pic_0011サイトにもUPされている宵闇迫る遊園地の絵は、ブルーが基調でほんとにきれい。エッフェル塔、メリーゴーラウンドそして街路樹にはイルミネーションが飾られ、やさしい光を放っている。今、フランスは大変なことになっているけど、早くこんな穏やかで平和な夜がもどるよう祈りたい。
デパート内のエレベータのドアにも、通路の柱にも、この遊園地の絵が描かれていた。グッズ売り場を見ると、私が大騒ぎしていたカレンダーも手帳もたくさんあった。な~んだ。。。
他にめぼしいグッズはなかったし、レジに並ぶのがイヤだったので、普通のお買い物をしてリサとガスパールの紙袋をもらうことにした。係のおばちゃんがノーマルな阪急の紙袋に入れようとしたので、「リサとガスパールの紙袋はないんですか!?」としっかり要求した。そのために買うんやからね。

Pic_0005Pic_0007出かけるときは、久々に駅まで歩いて、三色彩道の紅葉を楽しんだ。携帯で写真を撮ったけど、周りは暗くて、太陽が当たってるところは光りすぎで、うまく写らへんかった。でも、とりあえず「秋」をみつけ たってことで。
ああ、明日からは究極のその日暮し。。。何ひとつ、課題が仕上がってない。やばい!これこそ非常事態宣言やわ。

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2005/11/11

ジミヘンが聴ける講義

今週の「英語でしゃべらナイト」のゲストは菊地成孔というジャズミュージシャンだった。どっかで見たよな名前だわ~と思って「お気に入り」に入れてある某サイトにアクセスしたら、やっぱり! なんかの検索でたどり着いた某大学での講義レポートがおもしろくて、教養学部でこんな講義が聞けるの~!とうらやましい限りなのだ。2004年度のテーマは 『12音平均律~バークリー・メソッド~MIDIを経由する近・現代商業音楽史』
その後期第1回目「ブルーズ・ミュージック(1)」では、Son House, Howlin' WolfやJohn Lee Hookerから、モンク、コルトレーンにジミヘンまで、次々と音源を聴きながら大谷能生との対話という形式で講義が進む。
「平均律の成立が生んだ、長短調にキッパリニ分される世界を躁鬱とするなら、ブルーズとは統合不全。常に両方の状態が内在している、哀しいのにへらへら、楽しさとベソ、笑いながら泣いている、殺意とへらへら、ムカムカとへらへら。」 ほぉ~~っ。ふむふむ。
全講義レポートが記録されているので、かなり読み応えあり。私もいつか読もうと思って「お気に入り」に入れたきり。今年度のテーマは「Miles Dewy Davis Ⅲrd 研究」
興味ある方は、お時間のあるときに、ぜひアクセスを! 東京近辺に住んでいたら、絶対モグリになるのになぁ。

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2005/11/10

Big Brother is watching you

・・・これ、ネイティブクラスのネタになった記事のヘッドライン。監視カメラの話である。ニュージーランド出身の先生は、日本は監視カメラが多くてびっくりしたと言ってはった。別に教えに行かれている私大のエレベータの中にもあるらしい。うちはオンボロだから、そんなのないけど。
"Big Brother"は辞書に由来とともに載っているが、英語クリーシェ辞典(←これ見るの久しぶり~)を見たら、"Big Brother is watching you."で掲載されていた。ルーツはGeorge Orwellの小説「1984年」(1949年の作品)で、クリシェとして一般的に使われるようになったのは1960年頃らしい。オーウェルが使う前は「優しく護ってくれる人」というニュアンスだったというから、ずいぶん意味が変わったものだ。いや、意味が変わったというより、受け取り方の違いかな。優しくていつもそばにいてくれる…ってのはうれしい反面、常に監視されてるみたいで煩わしく感じるときもあるはず。

なんか "watching you"で、ポリスの♪Every Breath You Take を思い出した。
Every breath you take
Every move you make
Every bond you break
Every step you take
I'll be watching you
これは監視カメラの唄だったのか。。。(^^;)

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2005/11/09

トレミーってだれ~?

初めてゼミで発表がまわってきてハラハラドキドキ。わからないモノは仕方がないけど、「誠実に」準備したつもり。英語の音の並びの制約についてテキストを読みながら、昨年、CNNのクラスで出てきたPtolemy が全然わからなかったことを思い出した。これはプトレマイオスの英語名で、発音は最初のPの音が落ちる。トレミー(タラミー)と聞いてプトレマイオスは思い浮かばないよう。。。psycho-という単語も同様の現象である。英語って、外来語を受け入れるときに、いやな音(の並び)をばっさり落としてしまうんだなぁ。このあたりは商標の称呼とのかかわりで前から気になるところ。そのことをちらっと言うと、Indiana大学の親しい先生が関係ありそうな論文を書いてはりましたよ…って、今度貸していただくことになった。先生とはこれまであまりお話する機会がなかったんだけど、やっぱり「求めよ、さらば与えられん」だよね。もっと、食いついてゆかなくては。

帰りのバスで、同じゼミの4年生の人と一緒になった。中国人の女性で日本語ぺらぺら。敬語もちゃんと使ってはるから、いつもすごいな~と思って聞いていた。それでも、日本語は英語より難しいとのこと。助詞、特に「は」と「が」の使い分けがいまだにわからないと言ってはった。で、英語でも日本語でもライティングは難しいね~という話になって、彼女の友人(韓国人)で日本語の文章がうまい人に勉強方法を聞いたら、とにかく書いて書いて書きまくる!ことだと言われたと話してくれた。日記を英語でつけるといいって、よく言われるけど、これがなかなかできないのである。やっぱり「写経」から始めるしかないかな。

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2005/11/08

prisonerのワークソング

低い声が頭の中で渦巻いている。力強いけれど、どこか哀しみを帯びた声。
♪O Lord Berta Berta  O Lord gal oh-ah
文学のクラスで見た"The Piano Lesson"の映画の中で唄われていた。テキストを読んだときは、4人の男が足を踏み鳴らし、手をたたいて唄に没頭する…というシーンだったので、ノリのよいブルーズを思い描いていた。でも映画を見ると、テンポもあまり速くなく、拍の頭がずしんと重く、足をひきずるようなリズムに感じられた。そういえば、これはParchman Farmの唄だった。囚人農場で重い労働を課せられた者たちが唄い継いできたワークソングだ。4人の表情には翳りがみえる。唄っているうちに、ひとりの登場人物がつるはしを振りかざすようなしぐさをする。

家に帰ってから期待せずに、いつもの癖でこの唄を検索したら、まさにParchman Farmで録音された音源があった。
Prison Songs (Historical Recordings From Parchman Farm 1947-48), Vol. 2:
Don'tcha Hear Poor Mother Calling? 
そして、私と同じように、この唄のことが知りたくて情報を求めている書きこみも見つけた。そのスレッドの中にあったのだが、この唄はワークソングの中でも、特に木を切るときの唄らしい。掛け声代わりに唄をうたい、タイミングを合わせて作業を進めたのだろう。
The African-American prisoners had about 6-man teams, and would stand in a circle around the tree. The leader would "call" the verse, the rest of the team would "respond" and then CHOP! all 6 axes hit the tree at once. A very dangerous way to work, and it required precision and concentration. Rosie/Alberta was a song used to keep that concentration.

映画でつるはしを振りかざすように見えたのは、斧で木を切る動作だったということやね。
さらに、この
♪Berta, Bertaという曲は、Branford MarsalisのCD"I Heard You Twice the First Time"にも収録されていた。アマゾンでさわりだけ試聴できるが、まさにこれ。この雰囲気やった!このCDにはB.B.Kingも参加しているらしい。即買い!やね。

さいごに、今日の新聞ネタをふたつ:
Cheney digs in heels というヘッドラインを見て、一瞬、チェイニーが墓穴を掘ったのかと思った。その場合はdig one's own graveで、dig in one's heelsは、絶対に譲らない、頑として応じない、自己の主張を貫く、という意味。
もひとつは日本のニュースで、
the inner, counterclockwise-traveling loop of Yamanote Lineという長~い説明。たしかに、内回り(inner)だけじゃ何のことかわからないもんね。

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2005/11/06

英語はパッチワーク

昨日は、OUP(オックスフォード大学出版局)とDY(デイリー・ヨミウリ)共催のセミナーに行ってきた。要はOUPの出版物の宣伝ってことになるんだけど、Henry Widdowson氏、Michael Swan氏ともに、言語にまつわる話をたっぷりのユーモアを交えて聞かせて下さった。通訳なしなので、どうかな~と思ったが、うちの大学の某おじいちゃん先生より、よほど聞き取り易かった。といっても、みんなの笑いについてゆけないこともあったし、まだまだ力不足であることを実感した。
Widdowson氏のレクチャーは、"Alice through the Looking Glass"からの引用で始まった。この本は言語学のネタの宝庫なんだな~。

collocationというのはよく聞くけれど、colligationは初耳だった。"It is not surprising that..."というのはレギュラーパターンだけど、"It is not amazing that..."はめったに使わない。そういう文の構造と語との関連性(colligation)がコーパスから見えてくる。
なるほど…と思ったのは、「英語というのは、ready-made phraseのpatchworkである」という指摘。辞書をひきひき勝手に単語を並べて、たとえ文法的に正しい英文ができても、それが実際に使われている文章であるかどうかは別問題。ready-made phraseを自分の中にたくさん仕入れることが大切なんだなぁ。いつも言うけど、音楽も一緒だよねぇ。フレーズをたくさん自分のものにして、それから、やっと自分なりのアドリブを組立てることができるようになる。まだまだやね。ふぅ。。。

Swan氏は、語学のテキストに出てくる、いつ使うん?と首をかしげたくる例文を、これは忘れられないよ…、娘が教えてくれたんだけどオモシロイよ…などと言いながら次々と紹介された。あまりにたくさんあって覚えきれなかったが、たとえばこんなの:
( )内はSwan氏のコメント
Is this my head?(朝起きたら、頭がガンガンして、自分の頭じゃないみたいな気分になるのだろうか)
Those are people who lost their teeth.(歯医者さんの待合室に並んでる人が、みんな歯無しなのかも)

そうそう! セミナーの開会の挨拶は、DYのI氏がされたんだった。ある科目の講師として大学に来て下さってて、つい先日もアメリカの選挙について講義して下さったところ。実は、すっかりファンになってしまった私は、お声かけたかったのだけど、セミナー終了時はお姿が見えなくて。。。ざーんねんっ!

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2005/11/04

ALL-OUT WAR

昨夜は2時前にベッドに入ったが全然寝つけなくて、今朝起きるのがつらかった。たいてい、もうあか~ん、眠い~、バタッ!zzz...というパターンなので、こんなに寝つけないなんて珍しい。理由はたぶん、がぶがぶ飲んだコーヒーのせい。先日、コーヒーのダイエット効果を紹介していた番組で、入浴前に飲むのがいいと言ってたので、ほいほい実行したのだ。コーヒーで眠れないなんて、かつてなかったのだけど、タイミングと量がまずかったみたい。もっと早い時間にお風呂に入ればだいじょぶだろう。

「国際ジャーナリズム」の講義は、アメリカ最高裁判事の政治的バランスについての復習から始まった。同じ講師の方が先月初め「アメリカの保守主義と最高裁」について講義をされた時点では、Harriet Miersが指名された直後で、さてどうなるでしょう…という状況だった。
その後、彼女の指名辞退、撤回を受けて、ブッシュ大統領が新たに最高裁判事に指名したSamuel Alitoに関する報道では"all-out war"(全面戦争)という表現が見られる。これは冷戦時代によく使われた言葉とのこと。反対派がそんな言葉を持ち出してくる程、この保守派判事の任命は、ゆゆしき事態という認識なのだ。そういう言葉の背景を知らないと、発言者の意図するニュアンスまでは読み取れないなぁと思った。

今回のお題は米国の選挙について。現場をご覧になった上での話は、やっぱり一味ちがっておもしろい。特に、caucus(党員集会)よりさらにローカルなタウンミーティングの写真は、へぇ~っ! 一般民家の居間にご近所さんが寄り合って、お茶やお菓子を食べながら意見交換をし意思統一を図る場なんだそう。講師の方が見学されたミーティングでは、ある高校生が父親に促されて、顔を真っ赤にしながら自分の意見を10分間ほど発表したそうである。そうやって公の場で意思表明をするトレーニングを積んでゆくんだなあ。
「牧歌的」とか「大草原の小さな家」の世界だと言っておられたが、そんな古き良き時代のアメリカの民主主義を実現する手続が残っている一方で、選挙がビジネス化しているという一面もまた非常にアメリカ的である。
日本のように政治家と秘書がべったり…という状況とは正反対で、選挙運動のプロは、あくまでビジネスとして選挙にかかわる。だから、前回、民主党候補についたけど、今回は共和党…ということもあり得る。辣腕strategistは政治家よりも有名でひっぱりだこ。そんな選挙のプロフェッショナルたちが仕事を求めて、アメリカ以外の国、たとえば中南米や東ヨーロッパに進出しているらしい。まさに政治はゲームというかんじだろうか。土下座して情けに訴えるどこかの国よりマシな気もするけど。

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2005/11/03

?年前の秋、ことしの秋

ベランダから見える「三色彩道」の木々のてっぺんも色づいてきました。LINKさせていただいている「気まぐれ勉強部屋」のmasakiさんの日記によれば、大山の紅葉はもう見ごろ。そのmasakiさんのところで美保関の灯台の写真を見て、突如、記憶がよみがえってきました! 実は、私の二十歳の原点・・・20歳を迎える時期に、初めてひとり旅が許可され、出雲、大山方面に行ったのでした。あのとき大山で出会ったおっちゃんは阪急電車に勤めておられて、その後、梅田駅の改札に立ってはるところを何度か通りぬけました。息子さんを山でなくされて以来、毎年のようにひとりで来ておられるとのことでした。京都北部の某私大のおにいちゃんには、伯備線に乗ってるときから見てたよ、と声をかけられました。自分のまわりの女子大生はみんなケバイのに…と、すっぴんのみれどを珍しがってはりました。このおにいちゃんをはじめ、無責任に「お化粧なんかしなくていいよ」「素顔のままで」などとぬかす言う輩のおかげで、私は30歳を超えてもお化粧のしかたを知らなかったわけで、ハッ!と気づいたときは手遅れやんか~。どうしてくれるの~!
話がそれましたが、そんな想い出にひたりながら、今日は部屋の片づけをして、ピアノの蓋と椅子の上の荷物が少しだけ減りました。

さて11月。今月は行ってみたいセミナーやシンポジウムがたくさん。大学での発表担当やプレゼンも続くのであまり余裕はないんだけど。
11/5
The Oxford University Press English Seminar:Grammar and Dictionaries
http://www.oupjapan.co.jp/events/seminar/index_jp.shtml

11/10
講師 Mee Moua氏 (アメリカ合衆国ミネソタ州上院議員)
テーマ From a Refugee Camp to the Minnesota State Senate: A Hmong American Woman's Journey 「難民キャンプからミネソタ州上院議員へ - モン族のある女性の軌跡」
同志社大学今出川キャンパス 寒梅館(大学会館) 地階A会議室
♪元は刺繍に魅せられて関心をもったモン族が、アメリカに渡った経緯を知ったのは、ほんの1年くらい前。生の声を聞いてみたい。

11/11-13
Peace as a Global Language Conference 2005, Kyoto, Japan
http://homepage.mac.com/p_g_l/2005.htm
♪盛りだくさん過ぎて、プログラムを見てもどれを聞きにゆけばいいのやら…。うちの大学のアメリカ講座の某S先生は、以下のとおりご自身の掲示板にUPしておられる。
As part of the Peace as a Global Language Conference taking place in Kyoto next month, I am involved in a symposium that may be of interest.
SATURDAY NOVEMBER 12, 2005
Kyoto Sangyo University
1.30 to 3.20 Panel Session:
HUMAN RIGHTS NGOs AND THE MEDIA: ALLIES OR ADVERSARIES?

11/20
“医療通訳 ? Equal Accessへの挑戦”
http://www.kinran.ac.jp/univ/index.cfm/6,1914,17,html

11/24 英語専攻同窓会文化講演会(一般公開講演)
講師:五十嵐浩司様(朝日新聞編集局長補佐、前ニューヨーク/ナイロビ支局長)2001-05年、ニューヨーク支局長。9・11同時多発テロに加え、アフガン武力行使やイラク戦争を国連サイドからカバーする。2005年4月から現職。
著書に「欧州社会主義はいま」(共著)など、論文に「変遷を重ねる米国の対国連外交」(AIR21)など。
演題:「世界と日本を、言葉でどうつなぐのか--国際報道の現場から」

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2005/11/02

レジェンズとギター・レジェンド

いただきもののミュージックカードが残っていたので、思い立ってLegends(Live at Montreux 1997)のDVDを買ってきた。Legendsの名のとおり、Eric Clapton, Joe Sample, Steve Gadd, Marcus Miller, David Sanbornという目を見張る超豪華メンバー。当時、衛星放送で1,2曲紹介されただけだったので、ファンが待ち焦がれていた映像である。ECは妙に緊張気味にみえる。ま、このメンバーだったら、キンチョーしてもおかしくないよなぁ。
Joe Sampleのソロが1曲あった。左手のストライドがすごい! ライナーを読んだらJelly Roll Morton の曲(♪Shreveport Stomp)だった。先日の検索で行き当たったMortonだけど、そっか、Joe Sampleも弾いてたんだ。聞いたことある名前だと思ったのはそのせいかも。また、点と点が線でつながったみたいでうれしかった。
考えてみたら、私がブルーズに興味をもつようになったきっかけは、やっぱりクラプトンだろう。で、タイトルにひかれて「クロスロード」という映画のビデオをレンタルショップで借りたら、ロバート・ジョンソンに出会った。。。そんなこんなで、今、例の文学研究が何倍も楽しめるんだと思う。ホント、不思議なめぐりあわせ。

DVDのほかに「ギター・レジェンド 3」(シンコー・ミュージック・ムック)も買った。この本には私の知り合いが記事や写真を提供している。Creamの再結成LIVEを観にイギリスに行ってしまう人たちである。(なんと、先日発売されたオフィシャルDVDにしっかりと姿が映っている!)「好き」をずっと続けて、こんなふうに形にできるってすてきだなあ。

ところで、「レジェンズ」と「レジェンド」・・・カナ表記で単数と複数をちゃんと区別している。タ行、ダ行だから 語末が"d"や"t"だからできることなのかな。「キャッツ」「ハンズ」もそうだよね。。。ゼミで外来語への母音挿入なんて話が出たので、ふと考えてしまった。

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2005/11/01

バドと欠点とJazz Poet

昨日、勇気をふりしぼって某先生の研究室を訪ねた。前期試験で欠点確実な科目があったのだけど、結果について一言もコメントされないので、どうしよ~どうしよ~と思っているうちに10月も最後の日を迎えた。このままでは先行き不安だし、挽回のチャンスが残っているのか、そして残っているなら、日本語の参考書を教えていただいて新たな気持ちでやり直そうと思ったのだ。
用件を話すと、まず平均点を教えて下さった。○○点・・・一瞬、耳を疑った。
○○点ですか?」思わず声が裏返る。「せ、せんせ・・・それ、100点満点ですか?」
先生は「もちろん!」ときっぱりおっしゃった。で、私は平均点をクリアしてたので「全然、まったく、だいじょうぶ!」とのこと。ここまでひどいと笑えるわ~というくらい低い点数なのに、そんなふうに言われると、めっちゃ皮肉に聞えてしまう。でも、なんだか先生が気の毒になってしまった。毎時間、一生懸命説明してくださってるのに、そんな結果だとさみしいだろうなぁ。後期はちょっとがんばろ。

参考図書について、いろいろ探して見つけたんです~と本の名前を言うと、「あ~、だめだめ。あれは全然違うことが書いてあるから。読んでも全然わからないよ。」だって。がっくり。代わりに推薦してくださった本は絶版らしい。ちょっと探してみますってことでとりあえず失礼した。
いや、失礼する前に、もひとつ質問を。。。研究室のドアに貼ってある大きなポスターが前から気になっていたのだ。
バド・パウエルお好きなんですか?」
最初に聴いていいな~と思ったのが♪クレオパトラの夢だったとのこと。いきなりバド・パウエル聴ける頭脳じゃないと、あの難解な学問は研究できないのかも。
以前、ジャズのミムラさんが、うちの大学の先生にもお客さんがいるって言ってはったので、まさかね…と思いながら聞いてみたら、「ミムラさん、よく知ってるよ!ワルツ堂よく行ってたよ。」とのこと。It's a small world!

そして7時間目がその先生の講義。帰りがけに呼びとめられて、本が見つかったかどうか聞かれた。大阪市の図書館にあるので…と言ったんだけど、別に使わないし貸して下さるとのことなので、遠慮なくお借りすることにした。その後、廊下を歩きながらジャズの話を少し。最後にフラナガン大師匠が来日されたときのLIVEに行かれて、お気に入りの曲を生で聴けたとうれしそうに話して下さった。♪Jazz Poetが一番お好きらしい。「あの中のちょっと変わった、メロディーのきれいな曲。タイトルがポルトガル語みたいな。」って言われるので、「ああ、一番最後の曲ですよね!私も好きです!」って言ったけど、最後じゃないって。2,3曲目だって。う~ん???
というわけで、ただいま、久々に♪Jazz Poet聴いてます。先生は「いやあ、うれしいな~。ジャズ聴いてくれるなんて。」とボソッと言ってはりました。私もうれしいな~。出来の悪い学生でも相手してもらえて。。。

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